おバカさん

おバカさん

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1962年08月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041245026
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おバカさん

  • 著者 遠藤 周作
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1962年08月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041245026

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「おバカさん」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 面白かったです。フランスからやってきた大男ガストンさん。迷惑や心配ばかりかけているのに、最初は呆れていましたが、純粋で子供のような心を持つガストンさんがいつの間にか好きになっていました。おバカさんとと 面白かったです。フランスからやってきた大男ガストンさん。迷惑や心配ばかりかけているのに、最初は呆れていましたが、純粋で子供のような心を持つガストンさんがいつの間にか好きになっていました。おバカさんととられそうな行動をしているようですが、人を信じたいという気持ちがあるんでしょうね。かすかにキリストの影を匂わせるのは遠藤周作らしいところですが、極端なところも見られるのでちょっと違和感を感じました。でもガストンさんのように生きられたらいいなと思わされます。 …続きを読む
    優希
    2016年02月03日
    98人がナイス!しています
  • 遠藤氏が生前、親交のあったというジョルジュ・ネラン神父をモデルに書かれた小説。 遠藤氏が生前、親交のあったというジョルジュ・ネラン神父をモデルに書かれた小説。
    豆ぽち
    2017年02月09日
    24人がナイス!しています
  • ボクの生まれる前の小説。銀行勤めの独身ぐうたら男、しっかり者の妹、そこにナポレオンの子孫だと言うフランス人がやってくる。馬面でお人よしで弱虫で情けなくて日本語も片言で。「おバカさん」でも只の馬鹿ではな ボクの生まれる前の小説。銀行勤めの独身ぐうたら男、しっかり者の妹、そこにナポレオンの子孫だと言うフランス人がやってくる。馬面でお人よしで弱虫で情けなくて日本語も片言で。「おバカさん」でも只の馬鹿ではない。そこに物語の肝が横たわる。当時の東京の風俗・生活を舞台に、隠語飛び交う異世界をガストンは彷徨う。人を馬鹿みたいに信じて傷ついて。その先にあるのは彼の余韻だけ。結局彼の意図・背景は不明だったが、混沌とした社会には彼のようなピュアさが映える。現代に連なる心の荒廃の根源を見てしまった。昭和から既に始まってたか。 …続きを読む
    NAOAMI
    2019年06月21日
    22人がナイス!しています

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