ははのれんあい

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年01月23日
判型:
文庫判
ページ数:
400
ISBN:
9784041143193
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ははのれんあい

  • 著者 窪 美澄
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年01月23日
判型:
文庫判
ページ数:
400
ISBN:
9784041143193

この子のためならなんだってできる――子を守る母と支える僕、家族の一代記

夫とは職場の友人を通じて知り合った。口数は少ないし、ぶっきらぼうだけど、優しい。結婚して智晴(ちはる)が生まれ、慎ましいながらも幸せな3人生活が始まった。しかし生活はなかなか立ち行かない。息子を預けて働きに出た由紀子は、久しぶりの仕事で足を引っ張りながらも何とか食らいつき、家庭と両立していく。そんな矢先に発覚した、双子の次男と三男の妊娠……家族が増えてより賑やかになる一方、由紀子の前に立ち塞がる義母の死、夫との不和、そして――。「家族は時々、形を変えることがあるの。だけど、家族はずっと家族なの」。どんな形をしていても「家族」としてどれも間違ってない、ということを伝えたかったと語る直木賞作家・窪美澄が放つ、渾身の家族小説。文庫版には家族のその後を描いたスピンオフ短編「ははのけっこん」も収録。解説・白石一文 夫とは職場の友人を通じて知り合った。口数は少ないし、ぶっきらぼうだけど、優しい。結婚して智晴(ちはる)が生まれ、慎ましいながらも幸せな3人生活が始まった。しかし生活はなかなか立ち行かない。息子を預けて働きに出た由紀子は、久しぶりの仕事で足を引っ張りながらも何とか食らいつき、家庭と両立していく。そんな矢先に発覚した、双子の次男と三男の妊娠……家族が増えてより賑やかになる一方、由紀子の前に立ち塞がる義母の死、夫との不和、そして――。「家族は時々、形を変えることがあるの。だけど、家族はずっと家族なの」。どんな形をしていても「家族」としてどれも間違ってない、ということを伝えたかったと語る直木賞作家・窪美澄が放つ、渾身の家族小説。文庫版には家族のその後を描いたスピンオフ短編「ははのけっこん」も収録。解説・白石一文

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一部
第一章 かぞくのはじまり
第二章 せかいのひろがり
第三章 ちはる、あにになる
第四章 かわっていくかぞく

第二部
第一章 ちはる、ははになる
第二章 ちはる、こいをしる
第三章 あたらしいかぞくのかたち

ははのけっこん

「ははのれんあい」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 窪美澄さん大好きなんだけど、これは合わなかった。無口な女と男が家庭を持ち子供が産まれ、無口な男は他に恋人を作る。いらん事ゆいの異名を持つ言いたいことは倍にして言う私は、言いたいことを言わない主人公由紀 窪美澄さん大好きなんだけど、これは合わなかった。無口な女と男が家庭を持ち子供が産まれ、無口な男は他に恋人を作る。いらん事ゆいの異名を持つ言いたいことは倍にして言う私は、言いたいことを言わない主人公由紀子にもー、モヤモヤする。2年間揉めて離婚。しかも男の再婚相手の連れ子が長男と同じクラスになる(いや、クラス分けるだろ。学校だって)。男が家庭を捨てたあと、長男は弟達を育て母を守りヤングケアラーとして生きる。「家族の形は変わっていく」と言い男の再婚相手の一家とも仲良くなる。いや、綺麗事やろ。うーん。KU …続きを読む
    ゆいまある
    2025年06月22日
    80人がナイス!しています
  • 想像していた物とは異なる作品でした。序盤は平凡な若い夫婦の物語でしたが子供ができた辺りから家業が傾き夫婦間に溝ができていく。夫はタイ人の女性と別家庭を。妻は生活を支える為にパートにでて少しづつキャリア 想像していた物とは異なる作品でした。序盤は平凡な若い夫婦の物語でしたが子供ができた辺りから家業が傾き夫婦間に溝ができていく。夫はタイ人の女性と別家庭を。妻は生活を支える為にパートにでて少しづつキャリアを積んでいく。長男はふたつの家族の間で揺れながら自分の居場所を模索する。場面場面ね家族の切り取り方がショッキングで窪さんらしい家族小説になっていました。 …続きを読む
    ゴンゾウ@新潮部
    2025年04月21日
    73人がナイス!しています
  • 題名から勝手に母と娘の確執をえがいたものだと思っていたが、それは勝手な偏見だった。親子二代にわたる恋と葛藤であり、生きることの重みを活写している。母も父も、親であるまえに男女であり、ひとりの人間だとい 題名から勝手に母と娘の確執をえがいたものだと思っていたが、それは勝手な偏見だった。親子二代にわたる恋と葛藤であり、生きることの重みを活写している。母も父も、親であるまえに男女であり、ひとりの人間だということが呑み込めるまでは、子どもの心労は甚だしい。ほんとうに理解できるようになるまでには、同じ立場になってみないとわからないし、そこに至る長い道のりがある。感覚的に共感できる作品だった。 …続きを読む
    佐島楓
    2024年02月03日
    60人がナイス!しています

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