水滸伝 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784044007676
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水滸伝 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

  • 編 小松 謙
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784044007676

「梁山泊」に集った108人の豪傑が暴れまくる! 傑作奇譚を1冊に凝縮

「ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」、日本人にも馴染み深い、中国明代の小説を刊行開始!

明代中国で作られた『水滸伝』は「四大奇書」の筆頭とされ、江戸時代以降の日本文学にも多大な影響を与えた。108人の好漢が暴れまくり、腐敗した権力を打倒していく物語は、時代を超えて愛され続けている。全ての回のあらすじを収録し、原文の喋り言葉を活かした現代語訳と行き届いた解説によって、長大な物語の面白さと奥深さを一挙に愉しめる。魅力ある登場人物たちはどこから来たのか、物語の背景に迫るコラムも充実。
「ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」、日本人にも馴染み深い、中国明代の小説を刊行開始!

明代中国で作られた『水滸伝』は「四大奇書」の筆頭とされ、江戸時代以降の日本文学にも多大な影響を与えた。108人の好漢が暴れまくり、腐敗した権力を打倒していく物語は、時代を超えて愛され続けている。全ての回のあらすじを収録し、原文の喋り言葉を活かした現代語訳と行き届いた解説によって、長大な物語の面白さと奥深さを一挙に愉しめる。魅力ある登場人物たちはどこから来たのか、物語の背景に迫るコラムも充実。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

主な登場人物
解説

第一部 豪傑たちの物語

第一回 伏魔殿
第二回 高キュウ~王進~史進
第三~六回 魯智深物語
第七~十一回 林冲物語
第十二・十三回 楊志物語
第十四~十六回 生辰綱物語
第十七回 二龍山奪取
第十八~二十回 晁蓋一統の梁山泊奪取
第二十一・二十二回 宋江物語
第二十三~二十六回 武松物語(一)
第二十七~三十一回 武松物語(二)
第三十二~三十五回 清風寨物語
第三十六~四十回 江州物語

第二部 梁山泊の物語

第四十一・四十二回 宋江の梁山泊入り
第四十三回 李逵母を訪ねる
第四十四~四十六回 潘巧雲殺し
第四十七~五十回 三打祝家荘
第五十一回 朱仝と雷横の梁山泊入り
第五十二~五十四回 高廉との戦い
第五十五~五十八回 呼延灼との戦い
第五十九回 華山物語
第六十回 曽頭市 (一)
第六十一~六十六回 盧俊義物語
第六十七回 水火二将
第六十八回 曽頭市 (二)
第六十九・七十回 東平府・東昌府攻略
第七十一回 百八人集結

第三部 梁山泊崩壊の物語

第七十二回 宋江、開封に行く
第七十三・七十四回 燕青と李逵の冒険
第七十五~八十二回 招安物語
第八十三~八十九回 征遼物語
第九十回 五台山参詣から方臘討伐へ
第九十一~九十九回 方臘討伐
第百回 結末――宋江の死

あとがき
巻末資料1 百八人一覧(第七十一回の石碑による)
巻末資料2 『大宋宣和遺事』の三十六人

コラム
林冲の謎/楊志と梁中書の謎/武松と潘金蓮――『水滸伝』と『金瓶梅』/人肉饅頭と江湖の世界の倫理観/戦士の二類型/「英雄」の条件――なぜ宋江がリーダーなのか/一番恐ろしい男と悪女/『水滸伝』の女性たち――女性「好漢」と悪女/「子孫」と「もどき」たち/史進の謎/天界の星の生まれ変わりとは?/元雑劇の梁山泊物/最強の将軍「十節度使 」の正体/百二十回本の二十回/百八人中最高の人物は?

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「水滸伝 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 我が人生において未接触だった『水滸伝』。本書はその物語の筋が紹介されているだけでなく、成立や諸本が作られるまでの人気の理由や歴史、登場人物への分析、更には『水滸伝』への批判的な点なども踏まえたコラムも 我が人生において未接触だった『水滸伝』。本書はその物語の筋が紹介されているだけでなく、成立や諸本が作られるまでの人気の理由や歴史、登場人物への分析、更には『水滸伝』への批判的な点なども踏まえたコラムも充実した、非常に為になり、有難い一冊です。ただ、編者による「108人集結からの展開はあんまり、面白くないから要約だけ紹介します」という率直過ぎる言には苦笑せざるを得ない。懐が深いが故に流浪人・無法者から慕われた宋江。だが朝廷に忠誠を誓ったが為に江湖に破滅が齎されたのが遣る瀬無い。李逵との最期は滅びの美学か。 …続きを読む
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  • 同シリーズの従来作とは異なり原文に当たるものが現代語訳だけというのは体裁上さすがに無理があるが、水滸伝研究の第一人者によるコラムがその不備を補って余りある。コラムでは版本上の問題を解説するほか、『大宋 同シリーズの従来作とは異なり原文に当たるものが現代語訳だけというのは体裁上さすがに無理があるが、水滸伝研究の第一人者によるコラムがその不備を補って余りある。コラムでは版本上の問題を解説するほか、『大宋宣和遺事』や元雑劇など先行する水滸伝物語群に基づいて作中の矛盾などを読み解き、より深い読、時には現代的視点からの読みを提示するなど、読み応えがある。コラムのためだけに本書を読む価値がある。ビギナーだけでなく年季の入った水滸伝マニアにもお薦め。 …続きを読む
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