- 著者 諸田 玲子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2025年03月27日
- 判型:
- 四六判
- ページ数:
- 384
- ISBN:
- 9784041123638
織部の妻
- 著者 諸田 玲子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2025年03月27日
- 判型:
- 四六判
- ページ数:
- 384
- ISBN:
- 9784041123638
出会ってしまったんだもの。 型にはまらない、闊達自在なその男に。
織田信長に仕え、千利休に師事した古田織部。武人であり茶人としても名を遺した彼にはたったひとりの妻がいた。戦国武将・中川清秀の妹、仙。幼い頃に戦の混乱で家族と離れ離れになってしまった彼女は、叔父の城で少年高山右近と出会ったことをきっかけに、キリストの教えを心の支えとする。古田織部との政略結婚を通じて、二人は信長、秀吉、家康とめまぐるしく変遷する戦国の世を駆け抜けながら、共通する志を抱く夫婦となってゆく。二人が命と引き換えにしても守りたかったものとは──。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「織部の妻」感想・レビュー
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古田織部とその妻・仙の生涯。物語は仙の語り・・既に亡くなっている夫・織部に語りかけ会話する本作。政略結婚だったが、出会いから好ましい二人の関係、戦国時代と言う枷にもかかわらず夫婦愛が素敵だった。仲睦ま …続きを読む2025年04月28日127人がナイス!しています
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戦国世の古田織部一族の栄光と悲劇を、奥方の「仙」の語りで描く歴史小説。登場人物の多さと、戦国前期の摂津・郡山合戦の解りにくさが読みの妨げになるのが玉にきずなのだが、そこを我慢して読み継ぐとはまってしま …続きを読む2025年06月15日28人がナイス!しています
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漫画でも髭面が有名だったが、本編表紙でもしっかり髭は健在。敵と味方が入れ替わる中で、最後の最後で下手を打った織部の本当の顔を知る者は、やはり妻というわけで、妻視点から彼が語られる。妻と夫の問答にするこ …続きを読む2025年04月07日25人がナイス!しています