日本アパッチ族

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年09月18日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784041119433
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日本アパッチ族

  • 著者 小松 左京
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年09月18日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784041119433

小松左京の初の長編にして最高傑作の呼び名が高い、記念碑的作品!

会社の上司の鼻をひっぱったために懲戒免職。さらに三か月以内に就職しなかったとして、失業罪で逮捕、追放の判決を受けた木田福一。
砲兵工廠跡地に追放された彼は、餓死寸前で野犬に食われそうになっていたところを、アパッチ族に助けられた。
赤銅色の肌を持ち、鉄を主食としているアパッチ族。木田は、彼らの一員となり、謎に包まれた生体と生き様について、記録していく。
初の長編にして最高傑作の呼び声高い記念碑的作品!
会社の上司の鼻をひっぱったために懲戒免職。さらに三か月以内に就職しなかったとして、失業罪で逮捕、追放の判決を受けた木田福一。
砲兵工廠跡地に追放された彼は、餓死寸前で野犬に食われそうになっていたところを、アパッチ族に助けられた。
赤銅色の肌を持ち、鉄を主食としているアパッチ族。木田は、彼らの一員となり、謎に包まれた生体と生き様について、記録していく。
初の長編にして最高傑作の呼び声高い記念碑的作品!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

【目 次】
まえがき
第一章 追 放
第二章 アパッチ族の中で
第三章 衝 突
第四章 アパッチ脱出す
第五章 アパッチ、進出す
第六章 政府乗り出す
第七章 動乱への序曲
第八章 大アパッチ戦争
エピローグ
解 説 小松実盛

「日本アパッチ族」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 小松先生の長編処女作。(自己設定に加えて社会背景をしっかり織り込んで物語を創る小松ismはすでに現れていて…昭和の熱気そのままに完成されている。面白い。ワイも鉄食ってみようかな) …あまりにも奇手じみた設定、 小松先生の長編処女作。(自己設定に加えて社会背景をしっかり織り込んで物語を創る小松ismはすでに現れていて…昭和の熱気そのままに完成されている。面白い。ワイも鉄食ってみようかな) …あまりにも奇手じみた設定、ゴリゴリのディストピア感と、もう…紛う事なきSF。(小松先生は奥さんの為に書いた云云、出版社への義理だて云云〜からSFとは銘打たず) 「SF魂」に書いておられた「SFならばなんでもできる」理論が皮肉にもこの作品には如実如実あぁ如実に具現化されているのは興味深く。 …良作であり名作…迷作でもあるんやで …続きを読む
    oser(読書家ではありませんドクシャーです)
    2023年08月16日
    49人がナイス!しています
  • コミカルな文体とストーリー進行ながら、"進化の階梯"という『果てしなき流れの果に』のような壮大なテーマを著者が初期から持っていたことに感動した。また鉄化に伴う人間的感情の否定の描写には、人間の情緒という コミカルな文体とストーリー進行ながら、"進化の階梯"という『果てしなき流れの果に』のような壮大なテーマを著者が初期から持っていたことに感動した。また鉄化に伴う人間的感情の否定の描写には、人間の情緒というものが本当に必要なものなのか、進化の過程でたまたま発生したものに過ぎず無くなった方が合理的なのか、という哲学的な問いが投げかけられている。後世のメジャーな異形ものと異なり、人間との共存を冷静に否定する見方から結末までシビアだが現実的だと思う。時代は感じるが色褪せない面白さがあった。 …続きを読む
    そふぃあ
    2021年10月19日
    26人がナイス!しています
  • 星新一は角川文庫の黄色い背表紙、小松左京は緑、筒井康隆は新潮文庫の赤だったと思う。わずかな小遣いでこれらの文庫本を買っていくのが中学生わたしの楽しみであった。その中でも小松左京の優先度が低かったのは、 星新一は角川文庫の黄色い背表紙、小松左京は緑、筒井康隆は新潮文庫の赤だったと思う。わずかな小遣いでこれらの文庫本を買っていくのが中学生わたしの楽しみであった。その中でも小松左京の優先度が低かったのは、タイトルに魅力を感じなかったから。「日本アパッチ族」。宇宙とか時間とかのSF要素からも遠く、奇想と実験を思わせる文学的アクロバットも感じさせない。だから少年時代には読まなかった。今回初めて読んで、改めて小松左京の馬力を感じた。鉄を食う人間なんて面白いんちゃうか、と思っても細部を詰めて長編にするには腕力が要る。 …続きを読む
    猫丸
    2022年08月23日
    13人がナイス!しています

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