千夜千冊エディション 理科の教室

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784044004477
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千夜千冊エディション 理科の教室

  • 著者 松岡 正剛
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784044004477

本は遊びたがっている。知はつながりたがっている。

人間の前にドーブツがいた。その前に植物が繁った。
植物の前にコーブツがいて、地球が酸素でかこまれた。
そういうところに花と虫が一緒にあらわれた。
ぼくはささやかな理科少年だった。
デボン紀、石炭紀、ジュラ紀、白亜紀にどきどきし、
タングステンおじさんやシダの密生に憧れた。
人間の前にドーブツがいた。その前に植物が繁った。
植物の前にコーブツがいて、地球が酸素でかこまれた。
そういうところに花と虫が一緒にあらわれた。
ぼくはささやかな理科少年だった。
デボン紀、石炭紀、ジュラ紀、白亜紀にどきどきし、
タングステンおじさんやシダの密生に憧れた。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 科学のおじさん
マイケル・ファラデー『ロウソクの科学』八五九夜
ウィルヘルム・オストワルド『化学の学校』一六八三夜
アンリ・ポアンカレ『科學と方法』一八夜
寺田寅彦『俳句と地球物理』六六〇夜
中谷宇吉郎『雪』一夜
野尻抱影『日本の星』三四八夜
湯川秀樹『創造的人間』八二八夜
朝永振一郎『物理学とは何だろうか』六七夜
ジョージ・ガモフ『不思議の国のトムキンス』七六八夜
オリヴァー・サックス『タングステンおじさん』一二三八夜

第二章 鉱物から植物へ
上西一郎『理科年表を楽しむ本』三一一夜
益富寿之助『カラー自然ガイド 鉱物』一一九夜
森本信男・砂川一郎・都城秋穂『鉱物学』一〇四四夜
井尻正二『化石』一〇五〇夜
ピーター・トーマス『樹木学』八〇九夜
盛口満『シダの扉』一四七六夜
田中美穂『苔とあるく』一六一四夜

第三章 虫の惑星・ゾウの耳
本川達雄『生物学的文明論』一四八七夜
リチャード・フォーティ『三葉虫の謎』七八〇夜
奥谷喬司ほか『貝のミラクル』七四四夜
坂田明『クラゲの正体』一二四夜
トニー・D・ウィリアムズほか『ペンギン大百科』一九五夜
岩松鷹司『メダカと日本人』一三〇七夜
ハワード・E・エヴァンズ『虫の惑星』二七七夜
日浦勇『海をわたる蝶』一一四五夜
ジェームズ・ローレンス・パウエル『白亜紀に夜がくる』六一六夜
クリス・ミード『フクロウの不思議な生活』五三三夜
佐々木洋『カラスは偉い』六四〇夜
クリス・レイヴァーズ『ゾウの耳はなぜ大きい?』八〇二夜
日高敏隆『ネコはどうしてわがままか』四八四夜
子母澤寛『愛猿記』九四夜
江藤淳『犬と私』二一四夜

第四章 背に腹はかえられるか
デズモンド・モリス『裸のサル』三二二夜
三木成夫『胎児の世界』二一七夜
石原勝敏『背に腹はかえられるか』七七〇夜
久保田博南『電気システムとしての人体』四六七夜
クロード・ベルナール『実験医学序説』一七五夜
イヴ=マリ・ベルセ『鍋とランセット』四二三夜
藤田紘一郎『笑うカイチュウ』二四四夜
石弘之『感染症の世界史』一六五五夜
レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』五九三夜

追伸 化石・サンゴ・三葉虫・カラス・感染症

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「千夜千冊エディション 理科の教室」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 文庫シリーズで6冊で終わると思いきや、さらにこの本その後が出ているようです。この本で紹介されている科学関連の本は私が中学や高校で手にした本もかなり収められていました。40冊強の本がありますが、「ロウソク 文庫シリーズで6冊で終わると思いきや、さらにこの本その後が出ているようです。この本で紹介されている科学関連の本は私が中学や高校で手にした本もかなり収められていました。40冊強の本がありますが、「ロウソクの科学」などは再読しようという気になりました。ちょっと分野は違う気がしたのですが私が愛読した江藤淳の「犬と私」、子母澤寛の「愛猿記」などもありました。 …続きを読む
    KAZOO
    2019年03月04日
    100人がナイス!しています
  • いつも、千夜千冊シリーズは視野が広がります。科学者というものは、女の足の指を舐めるようなところがなくてはあかんのですと言った湯川秀樹。何故鏡餅のウラジロはシダなのか?島では、サイズの大きな動物は小さく いつも、千夜千冊シリーズは視野が広がります。科学者というものは、女の足の指を舐めるようなところがなくてはあかんのですと言った湯川秀樹。何故鏡餅のウラジロはシダなのか?島では、サイズの大きな動物は小さく、小さな動物は大きくなる、つまり、スケールの大きな動物は出にくい(日本人も?)。二本足で立つために子宮口が狭くなり赤ちゃんは未熟になり子育ては大変になった。なぜ心臓は左のような極性ができるのか?父親の遺伝子が含まれる胎児を母親が子宮で拒絶しないのはウイルスのおかげ。 …続きを読む
    karutaroton
    2020年07月12日
    17人がナイス!しています
  • 理科の中でも化学と生物を多めに集めているのは、別巻で「宇宙と素粒子」を編むことを予定していたからだろう。理科の本というと専門書を想像しがちだけど、一般向けのいい本がこんなにあるとは。特に第一章の10冊は 理科の中でも化学と生物を多めに集めているのは、別巻で「宇宙と素粒子」を編むことを予定していたからだろう。理科の本というと専門書を想像しがちだけど、一般向けのいい本がこんなにあるとは。特に第一章の10冊は理系ならずとも必読、と思わせるラインナップ。生物関連ではコケ・シダから昆虫、犬、サル、古生物に至るまで幅広いが、いずれも地球のダイナミックな歴史とのリンクを感じさせる話ばかりで興味が尽きない。石弘之「感染症の世界史」はコロナ禍を経験している今こそ読んでおくべきかもしれない。 …続きを読む
    アドソ
    2021年10月10日
    15人がナイス!しています

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