ウィークエンド・シャッフル

ウィークエンド・シャッフル

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

購入する
試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年12月22日
判型:
文庫判
ページ数:
288
ISBN:
9784041075814
label

ウィークエンド・シャッフル

  • 著者 筒井 康隆
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年12月22日
判型:
文庫判
ページ数:
288
ISBN:
9784041075814

爆弾、誘拐、戦闘。日常と隣り合わせの危機を、高らかに笑い飛ばす名短編集

硫黄島の回顧談が白熱した銀座のクラブは戦場と化し(「『蝶』の硫黄島」)。子供が誘拐され、主人が行方不明になった家に入った泥棒が、主人の役を演じ始め(「ウィークエンド・シャッフル」)。全13編。 硫黄島の回顧談が白熱した銀座のクラブは戦場と化し(「『蝶』の硫黄島」)。子供が誘拐され、主人が行方不明になった家に入った泥棒が、主人の役を演じ始め(「ウィークエンド・シャッフル」)。全13編。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

佇むひと
如菩薩団
「蝶」の硫黄島
ジャップ鳥
旗色不鮮明
弁天さま
モダン・シュニッツラー
その情報は暗号
生きている脳
碧い底
犬の町
さなぎ
ウィークエンド・シャッフル

「ウィークエンド・シャッフル」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「佇む人」シュールで悲しげな小説。映画「エイリアン」でエイリアンの繭みたいなのに閉じ込められる人を思い出す。「如菩薩団」これは大好きな話で、何度も読んでいる。残酷なようで可笑しさもあり、古さを感じさせ 「佇む人」シュールで悲しげな小説。映画「エイリアン」でエイリアンの繭みたいなのに閉じ込められる人を思い出す。「如菩薩団」これは大好きな話で、何度も読んでいる。残酷なようで可笑しさもあり、古さを感じさせない。今なら問題になるようなことも書かれている。筒井康隆全開の時期、「弁天さま」これは笑える、何度読んでもいい。「さなぎ」静かな不気味が好き。他の話もどれもハズレがない。人が持っている暴力的な面や性的な面、普段面に出ていないことをあらわにしてくれる。読んで楽しめる人、そうではない人に分かれるタイプの作家。 …続きを読む
    kinkin
    2025年05月19日
    76人がナイス!しています
  • ☆4 筒井氏もこれで30冊目だけどまだまだ未読本があるのが嬉しい。13編のうち特に良かったのは「佇むひと」「如菩薩団」「旗色不鮮明」「生きている脳」「ウィークエンド・シャッフル」の5つ。「旗色」は悪意ある漢 ☆4 筒井氏もこれで30冊目だけどまだまだ未読本があるのが嬉しい。13編のうち特に良かったのは「佇むひと」「如菩薩団」「旗色不鮮明」「生きている脳」「ウィークエンド・シャッフル」の5つ。「旗色」は悪意ある漢字変換で現実の政党や宗派をパロっていて笑いが漏れてしまったし「脳」はとびきりの恐怖と絶望。言葉遣いは上品な女性が下衆な行動を繰り広げるのはいかにも筒井節で安心するね。 …続きを読む
    たぬ
    2021年04月17日
    28人がナイス!しています
  • 積ん読消化。学生の頃、文芸部諸先輩方の真似をして、よく分からないながらも散々読んだ筒井御大。お久しぶりですの作品もちらほらです。私もやっとツツイストを名乗れる身になったかしらん。 安定の『佇む人』。文 積ん読消化。学生の頃、文芸部諸先輩方の真似をして、よく分からないながらも散々読んだ筒井御大。お久しぶりですの作品もちらほらです。私もやっとツツイストを名乗れる身になったかしらん。 安定の『佇む人』。文壇バーに集ったかつての硫黄島の戦いの生存者たちが思い出を語り合ううち、実際に砲弾が飛びかいはじめ─『「蝶」の硫黄島』。支持政党次第で日々の生活もままならない様を可笑しく皮肉たっぷりに描いた『旗色不鮮明』。余命わずかな富豪の残酷な運命『生きている脳』。親子の憎しみの連鎖がやりきれない『さなぎ』がお気に入りです。 …続きを読む
    あつ子🐈‍⬛
    2023年10月23日
    12人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品