はだれ雪 下 電子版
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発売日:
2018年08月24日
商品形態:
電子書籍

はだれ雪 下

  • 著者 葉室 麟
発売日:
2018年08月24日
商品形態:
電子書籍

葉室版「忠臣蔵」! 映画化で話題の『散り椿』に連なる扇野藩シリーズ!

赤穂事件に端を発し、扇野藩にお預けの身となった旗本・永井勘解由。紗英は勘解由の監視役ながら、彼のやさしさに惹かれてゆく。だが身分を隠した大石内蔵助が訪ねてきて――扇野藩に、静かに嵐が忍び寄る。

※本書は、2015年12月に小社より刊行された単行本を上下に分冊の上、文庫化したものです。

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「はだれ雪 下」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 刻が吉良邸討ち入れに近づくにつれ、勘解由と紗英のささやかな暮らしに影がさす。わかっていたこと、覚悟していたこと、そう言い切れるほど、人は簡単なものではない。誰より一番、私がつらい。「わたしは、そなたの 刻が吉良邸討ち入れに近づくにつれ、勘解由と紗英のささやかな暮らしに影がさす。わかっていたこと、覚悟していたこと、そう言い切れるほど、人は簡単なものではない。誰より一番、私がつらい。「わたしは、そなたの生きる縁(よすが)となれるであろうか」。勘解由のような深い優しさを持つ男に、こんな言葉を私も言われたみたかった。生き抜こうとする二人だが、その中で知った真実は哀しく、あたたかい。「ひとが生きるとはこの世に生がある間だけのことではない」。葉室麟はこの先もしっかとこの世に生きている。 …続きを読む
    しいたけ
    2018年10月29日
    107人がナイス!しています
  • 永井勘解由と苦難を共に生きる紗英は強く美しく聡明な人。永井の人を思いやる武士としての矜持を持った生き方、素敵です。又、討ち入り後の永井の置かれる立場を案じての、大石内蔵助の優しい心配り。子供を持つこと 永井勘解由と苦難を共に生きる紗英は強く美しく聡明な人。永井の人を思いやる武士としての矜持を持った生き方、素敵です。又、討ち入り後の永井の置かれる立場を案じての、大石内蔵助の優しい心配り。子供を持つことで、生きる道を選んでとった行動。永井を江戸に逃がす為、浅野家と吉良の家臣たち。武士とはどうあるべきかを考えさせられます。今まで知らなかった忠臣蔵、フィクションであれ広がりを感じます。「人は生きていることを願ってくれる人の思いに支えられて生かされている」深い言葉です。葉室さん、もう再読していくしかないのですね。 …続きを読む
    エッちゃん
    2020年12月16日
    50人がナイス!しています
  • 上巻は、大石内蔵助らのことを義のために死ぬ男だと捉えていたが、読みが浅かったとしみじみ思う。彼らは「どう生きるか」を突き詰めていたのだ。討ち入りを決行することによって今世では命を落とそうと、義を貫けば 上巻は、大石内蔵助らのことを義のために死ぬ男だと捉えていたが、読みが浅かったとしみじみ思う。彼らは「どう生きるか」を突き詰めていたのだ。討ち入りを決行することによって今世では命を落とそうと、義を貫けばその精神は子々孫々語り継がれ、永い時の中で生き永らえる。忠臣蔵の物語が今でも愛されていることを思うと感慨深い。そして、討ち入り後の勘解由の生き様も見事だった。「武士たれども、ひととしてひとを慈しむ思いがなくてはならぬ」という言葉が忘れがたい。この物語が史実であればよかったのに、と思わずにはいられなかった。 …続きを読む
    ユメ
    2018年12月15日
    40人がナイス!しています

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