はだれ雪 上

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年08月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041068045
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はだれ雪 上

  • 著者 葉室 麟
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年08月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041068045

『蜩ノ記』『川あかり』の葉室麟が描ききった、感涙必至の「忠臣蔵」!

諦めず、迷わず、信じた道を一筋に――

謎の刃傷事件を起こした浅野内匠頭。
彼が密かに残した”最期の言葉”とは。
言葉を聞いた勘解由の、秘めたる想いの行方は。

直木賞作家が描く、かつてない「忠臣蔵」!
≪映画化『散り椿』に連なる扇野藩シリーズ≫

元禄十四年(1701)十一月。
若くして扇野藩の馬廻り役・中川三郎兵衛の後家となった紗英【さえ】は、江戸からやってくる永井勘解由【ながいかげゆ】という人物の接待役兼監視役を命じられた。 
勘解由は旗本であり、幕府の目付役だったが、将軍・徳川綱吉の怒りにふれて扇野藩にお預けの身になったという。

この年、江戸城内で、播州赤穂の大名・浅野内匠頭が、高家筆頭、吉良上野介を斬りつける刃傷事件が起きていた。浅野内匠頭は理由を問われぬまま即日切腹。だが勘解由は、老中に切腹の見合わせを進言し、また切腹の直前、襖越しにひそかに浅野内匠頭の"最後の言葉"を聞いたという。この行いが将軍、徳川綱吉の知るところとなり、機嫌を損じたのだった。

雪が舞い散る中、屋敷に到着した勘解由を迎え入れた紗英は、役目を全うしようとするが――。

身分を隠し、勘解由の元を訪れる赤穂浪士。
勘解由のやさしさに惹かれてゆく紗英。
扇野藩に、静かに嵐が忍び寄る。

これまでにない視点から「忠臣蔵」の世界を描き、新たな感動を呼び起こす歴史時代長編!
諦めず、迷わず、信じた道を一筋に――

謎の刃傷事件を起こした浅野内匠頭。
彼が密かに残した”最期の言葉”とは。
言葉を聞いた勘解由の、秘めたる想いの行方は。

直木賞作家が描く、かつてない「忠臣蔵」!
≪映画化『散り椿』に連なる扇野藩シリーズ≫

元禄十四年(1701)十一月。
若くして扇野藩の馬廻り役・中川三郎兵衛の後家となった紗英【さえ】は、江戸からやってくる永井勘解由【ながいかげゆ】という人物の接待役兼監視役を命じられた。 
勘解由は旗本であり、幕府の目付役だったが、将軍・徳川綱吉の怒りにふれて扇野藩にお預けの身になったという。

この年、江戸城内で、播州赤穂の大名・浅野内匠頭が、高家筆頭、吉良上野介を斬りつける刃傷事件が起きていた。浅野内匠頭は理由を問われぬまま即日切腹。だが勘解由は、老中に切腹の見合わせを進言し、また切腹の直前、襖越しにひそかに浅野内匠頭の"最後の言葉"を聞いたという。この行いが将軍、徳川綱吉の知るところとなり、機嫌を損じたのだった。

雪が舞い散る中、屋敷に到着した勘解由を迎え入れた紗英は、役目を全うしようとするが――。

身分を隠し、勘解由の元を訪れる赤穂浪士。
勘解由のやさしさに惹かれてゆく紗英。
扇野藩に、静かに嵐が忍び寄る。

これまでにない視点から「忠臣蔵」の世界を描き、新たな感動を呼び起こす歴史時代長編!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「はだれ雪 上」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 葉室麟が描く、もうひとつの忠臣蔵。武士であること、ひいては人であることを見つめ続ける流罪人、永井勘解由。預かる扇野藩では旗本である勘解由の扱いに迷い、接待役との名目で若き後家、紗英を見張り役に側に置く 葉室麟が描く、もうひとつの忠臣蔵。武士であること、ひいては人であることを見つめ続ける流罪人、永井勘解由。預かる扇野藩では旗本である勘解由の扱いに迷い、接待役との名目で若き後家、紗英を見張り役に側に置く。二人の凛とした気の置きどころ。世の闇を知る勘解由の優しさ。詰められない距離。舞い降りる雪のように静かな想い。春の訪れを願うあまり、手のひらが湿り頁をめくりやすくする。時代ものの恋に、私は滅法弱い。 …続きを読む
    しいたけ
    2018年10月27日
    105人がナイス!しています
  • 葉室さんということで借りてきた図書館本。忠臣蔵が背景に書かれています。浅野内匠頭の切腹前の遺言を聞いた為、扇野藩預かりとなった勘解由。接待役として仕える紗英。流罪の為、常に見張りが付くが、秘かにに訪ね 葉室さんということで借りてきた図書館本。忠臣蔵が背景に書かれています。浅野内匠頭の切腹前の遺言を聞いた為、扇野藩預かりとなった勘解由。接待役として仕える紗英。流罪の為、常に見張りが付くが、秘かにに訪ねてくる人たち…討ち入り後の二人が気になりながら、下巻に進みます。主人公の武士として矜持ある姿、やはり葉室さんです …続きを読む
    Smileえっちゃん
    2020年10月08日
    51人がナイス!しています
  • 江戸城「松の廊下」で浅野内匠頭が吉良上野介を斬りつける刀傷沙汰で内匠頭は即刻切腹に。内匠頭切腹直前に永井勘解由は最期の言葉を聞くが、そのことで将軍綱吉の怒りに触れ、勘解由は扇野藩へ流される。勘解由の接 江戸城「松の廊下」で浅野内匠頭が吉良上野介を斬りつける刀傷沙汰で内匠頭は即刻切腹に。内匠頭切腹直前に永井勘解由は最期の言葉を聞くが、そのことで将軍綱吉の怒りに触れ、勘解由は扇野藩へ流される。勘解由の接待役兼監視役を命じられた後家の紗英だったが、接する内に次第に心を寄せるようになる。本書上巻では、「義」に生きる旧赤穂藩士や大石内蔵助の動向、勘解由の矜持、紗英の想いと覚悟が垣間見られた。内匠頭の最期の言葉が何であったのか気になりつつ、下巻へ。 …続きを読む
    Gotoran
    2023年02月10日
    40人がナイス!しています

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