「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出

「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年09月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
264
ISBN:
9784041072363

「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出

  • 著者 角野 栄子
  • カバーイラスト 松本 大洋
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年09月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
264
ISBN:
9784041072363

84歳の今も、私は現在進行形!「魔女の宅急便」の著者、待望のエッセイ集

洗濯する背中にもたれて感じたぬくもりは死別した母のたいせつな記憶、毎晩兄弟で取り合った父のあぐら、そこできいたオノマトペをまとう物語、ブラジルで出会った赤毛の魔女、「普通のおかあさんになってよ」と娘からいわれた日、昭和・江戸川の土手に住みついていた浮浪者のハーちゃん、紀伊國屋書店本店の喫茶室で見たフランス帰りの岡本太郎……。
喜びだけでなく、悲しみも人に力を与えてくれる。みんな、私を作った「集まっちゃった思い出」。
50年の作家生活で各紙・誌へ寄稿してきた中から選んだ、珠玉のエッセイ集!
洗濯する背中にもたれて感じたぬくもりは死別した母のたいせつな記憶、毎晩兄弟で取り合った父のあぐら、そこできいたオノマトペをまとう物語、ブラジルで出会った赤毛の魔女、「普通のおかあさんになってよ」と娘からいわれた日、昭和・江戸川の土手に住みついていた浮浪者のハーちゃん、紀伊國屋書店本店の喫茶室で見たフランス帰りの岡本太郎……。
喜びだけでなく、悲しみも人に力を与えてくれる。みんな、私を作った「集まっちゃった思い出」。
50年の作家生活で各紙・誌へ寄稿してきた中から選んだ、珠玉のエッセイ集!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 父母娘
第二章 魔女
第三章 旅
第四章 なつかしい日々
第五章 本とことば
国際アンデルセン賞 作家賞受賞スピーチなど

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「「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • チャーミングでユーモアたっぷり。憧れます。「不幸と思えるものにもきっとなにがしかの贈り物はある」覚えておきたい言葉。 チャーミングでユーモアたっぷり。憧れます。「不幸と思えるものにもきっとなにがしかの贈り物はある」覚えておきたい言葉。
    シナモン
    2023年12月09日
    103人がナイス!しています
  • シンプルな言葉遣いだけれど、何だか心に響く。行間から立ち上ってくる温かみはきっと、角野栄子さんのお人柄なのだろう。亡きお母様との思い出と子ども時代のノスタルジー。青春時代の煌めきや新婚時代のチャーミン シンプルな言葉遣いだけれど、何だか心に響く。行間から立ち上ってくる温かみはきっと、角野栄子さんのお人柄なのだろう。亡きお母様との思い出と子ども時代のノスタルジー。青春時代の煌めきや新婚時代のチャーミングさ。折々に感じられる知的さと柔和さ。そして今。なんて素敵な文章を書く作家なのだろうと、改めて思う。角野さんのお父様が、当時の男性としては珍しく、威張らない柔らかな人だったのが印象的。「どんぶらこっこすっこっこ」というオノマトペにまつわる思い出を織り交ぜた「2018年国際アンデルセン賞」の受賞スピーチは名文! …続きを読む
    風眠
    2024年06月09日
    81人がナイス!しています
  • カバーの肖像画、写真を見るに、優雅でお茶目な「元魔女」のイメージが当てはまりそうな角野さん。散文詩のように軽やかな文体で、写実的で色や音が自然と脳裏に浮かぶ文章は心地よく読みやすい。母上を早くに亡くさ カバーの肖像画、写真を見るに、優雅でお茶目な「元魔女」のイメージが当てはまりそうな角野さん。散文詩のように軽やかな文体で、写実的で色や音が自然と脳裏に浮かぶ文章は心地よく読みやすい。母上を早くに亡くされ、過酷な戦争の時代に子供時代を過ごされたご自身を救ったのは物語だったとの言葉が印象的だった。父上をはじめとした家族との思い出話、ブラジルに移住した頃の話に引き込まれる。色々な作品誕生の舞台裏も書かれていて、また読み返したくなった。 …続きを読む
    シングルモルト
    2020年01月25日
    33人がナイス!しています

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