- 著者 辻村 深月
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年08月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041069929
きのうの影踏み
- 著者 辻村 深月
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年08月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041069929
作品の幅を広げ進化し続ける作家。大切な人との絆を感じる傑作短篇
【解説:朝霧カフカ】
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
手紙の主
丘の上
殺したもの
スイッチ
私の町の占い師
やみあかご
だまだまマーク
マルとバツ
ナマハゲと私
タイムリミット
噂地図
七つのカップ

著者メッセージ

おすすめコメント
「怖い」という気持ちは誰もが持っている。そして「怖いものみたさ」という気持ちも、誰もが持っている。「怖いものみたさ」の分かる人は、今すぐこの短編集を開いてみるべきだ。
――朝霧カフカ(作家・漫画原作者)
怪談迷宮。
辻村深月さんの新刊『きのうの影踏み』は、そんな言葉がぴったりの短篇集だ。開けても開けても現れる恐怖の扉は、怖いけれどとても魅惑的で、あなたを虜にするだろう。
――門賀美央子(文筆家・書評家)
遠くに影踏みする子供たちを見ながら、どこか見知らぬ薄暮の町をさまよって、なんだか読んでいる自分も子供に還ったような、こわいけれどもなつかしい不思議な浮遊感がここにはある。静かな夜に、ひとりふわふわと13の短編を読み進めれば、恐怖の果ての至福が待っている。
――土方正志(編集者)
背筋が凍るとはこのことだ。読んでいながら何度もゾッとした。見てはならない、目には見えない何かがこの作品には満ちている。しかし、そうした不可視の存在の中に、この世の真実があるのかもしれない。
――内田剛(ブックジャーナリスト)
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「きのうの影踏み」感想・レビュー
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瞬間的に身の毛のよだつというよりは、考え込むと怖くなるといった13のホラー短編集。活字を読んでいるだけなのに強烈な視覚的インパクトの<だまだまマーク>。辻村さんのエッセイといった趣の<私の町の占い師> …続きを読む2021年04月09日298人がナイス!しています
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辻村さんのホラーと聞いて、興味津々で手に取った…13編の短編集で長くても30ページ程なので、サクッと読めた…実話系、都市伝説系、日常の恐怖系など微妙にテイストが変わって面白いから一気読みできたのだろう …続きを読む2019年09月09日220人がナイス!しています
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ホラー短編小説。ところどころゾッとするお話もあり、実話なのか⁉と思う話もあります。超短い短編もあり、読みやすかったです。『殺したもの』『噂地図』なんかは世にも奇妙な物語的なドラマ化が出来そう。『ナマハ …続きを読む2021年12月01日214人がナイス!しています
読者モニターレビュー
「怖さ」を360度様々な角度から切り取ったような作品だった。あまりの怖さに本をそっと閉じ後ろを確認してはまた本を開き…を繰り返してビクビクしながら読み終えた。寝る前に読むことはおすすめしません。覚悟して読み始めてください。――ゆずれもみかん
びっくりするような怖さではなく、じわじわとくる怖さの方が怖いと思った。どのお話も、読みやすく、あっと言う間に読めるのだけど読後は背筋が寒くなった。辻村さんの仰る通り、主人公はその後どうなったのだろう。とても気になる。――たんちゃん
どの話もただ怖いというだけではなく、どこか現実味があり自分たちのすぐ隣にはこのような奇妙な出来事がひっそりとたたずんでいるのではないかと思う。恐ろしくもその後が気になる短編集です。――TEL