受難

現役医師作家が挑む、圧巻のスペクタクル巨編!

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年06月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
528
ISBN:
9784041042052

受難

現役医師作家が挑む、圧巻のスペクタクル巨編!

  • 著者 帚木 蓬生
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2016年06月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
528
ISBN:
9784041042052

現役医師作家が挑む、圧巻のスペクタクル巨編!

韓国の珍島沖で大型旅客フェリー「世月号」が沈没、三百人超の犠牲者が出る大惨事となった。船への過積載、乗組員の経験不足など、事故調査が進むにつれ、その杜撰な管理体制が明らかになる。さらに船会社のオーナーも事故直後から姿を消していた。時を同じくして、日系ブラジル人の津村リカルド民男が経営する韓国・麗水の細胞工学治療院に、冷凍保存された少女の遺体が運ばれた。依頼者の男は、滝壺に落下して溺死したその遺体を蘇らせてほしいという。津村はiPS細胞と最先端の3Dプリンターを駆使し、彼女のレプリカを作ることを決心する。見事に蘇生した少女は、徐々に記憶を取り戻しながら、世月号の事故に関心を抱いていくが……。

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「受難」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 韓国の大型フェリー・セウォル号沈没事件がテーマ。そこに最先端医療技術によりiPS細胞で蘇生した主人公の美少女の哀しくも美しい物語が絡んでいく。ストーリーは最初の段階でほぼ予想がつく通りに展開していくが 韓国の大型フェリー・セウォル号沈没事件がテーマ。そこに最先端医療技術によりiPS細胞で蘇生した主人公の美少女の哀しくも美しい物語が絡んでいく。ストーリーは最初の段階でほぼ予想がつく通りに展開していくが、並行してセウォル号事件の経過が詳細に語られる。そこには著者の怒りが強く感じられるので、執筆の動機は恐らくそこにあるのだろう。と言うか死者から蘇らせた架空の主人公を通して、現在の韓国社会の歪みを象徴するかのようなこの事件を克明に記しておきたかった、というのが本音だろう。だから余計に薄命の美少女の運命が哀れだ。 …続きを読む
    ガクガク
    2017年06月17日
    105人がナイス!しています
  • 1日でこの変化なら、一週間後の姿は皺だらけになっているかもしれない。高校生三年生なのに。それは、細胞の1つ1つの積み上げで完全なレプリカだからだ。iPS細胞とは?更にはそこに再生医療と世相号の事故等が 1日でこの変化なら、一週間後の姿は皺だらけになっているかもしれない。高校生三年生なのに。それは、細胞の1つ1つの積み上げで完全なレプリカだからだ。iPS細胞とは?更にはそこに再生医療と世相号の事故等が混じり合う。肉親の愛も。テーマ自体は面白く、シーンごとも興味深かった。しかし、これは僕自身の理解の域なのか今一歩のめり込めないことも事実だった。また、盛り込み過ぎで、確かにパーツパーツは必要で結へ導くのだが、何か釈然としない500頁超でもあった。惜しい、ということか。 …続きを読む
    あすなろ
    2016年07月28日
    102人がナイス!しています
  • 死体の細胞から同じ人間の「レプリカ」を作る先端医療。まだ記憶に新しい韓国フェリー転覆事故。帚木先生の筆は、この二つを一つの物語に仕上げた。一つの体でいくつもの人生を生きてきた男と、再生された二つ目の体 死体の細胞から同じ人間の「レプリカ」を作る先端医療。まだ記憶に新しい韓国フェリー転覆事故。帚木先生の筆は、この二つを一つの物語に仕上げた。一つの体でいくつもの人生を生きてきた男と、再生された二つ目の体を真実を探るために捧げようとした少女。血の繋がりと人の繋がりを丹念な描写で綴り、男と少女の間の埋められない溝を描くことを通して、密接だった日韓の歴史にも言及しつつ、日本と韓国の埋められない溝のようなものを読者に感じさせる手法が見事。フィクションとノンフィクションの境界を絶妙のバランスで書き上げた渾身の力作。 …続きを読む
    藤枝梅安
    2016年11月01日
    97人がナイス!しています

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