まっさら 駆け出し目明し人情始末

まっさら 駆け出し目明し人情始末

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年01月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041038222
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まっさら 駆け出し目明し人情始末

  • 著者 田牧 大和
  • 画 蓬田 やすひろ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2016年01月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041038222

この十手に新たな人生を賭ける! 目明しの手下となった若者の成長物語。

掏摸だった六松は目明し〈稲荷の紋蔵〉に見出され、手下となった。紋蔵の口利きで六松が長屋に家移りして早々、住人の一人が溺死。店子達の冷淡な態度を不審に思った六松が調査を始めると、裏には思わぬ陰謀が……。 掏摸だった六松は目明し〈稲荷の紋蔵〉に見出され、手下となった。紋蔵の口利きで六松が長屋に家移りして早々、住人の一人が溺死。店子達の冷淡な態度を不審に思った六松が調査を始めると、裏には思わぬ陰謀が……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「まっさら 駆け出し目明し人情始末」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 捨てられて寺で育てられた六松は、単独で「仕事」をする掏摸をしていた。目明し・稲荷の紋蔵に拾われて手先として使われるようになる。紋蔵は六松の働きを試す如く、「まぁ、やってみろ」と、六松を動かすが、そのは 捨てられて寺で育てられた六松は、単独で「仕事」をする掏摸をしていた。目明し・稲荷の紋蔵に拾われて手先として使われるようになる。紋蔵は六松の働きを試す如く、「まぁ、やってみろ」と、六松を動かすが、そのはるか先を紋蔵は読み、動いていた。六松の疑問といら立ちがそのまま読者の疑問と苛立ちとなり、紋蔵の種明かしにも、今一つ釈然としないものを抱えながら、六松は幼馴染のおみつと所帯を持つことを夢見て、今日も江戸の町に出かけていくのだ。庶民の悲哀と下っ端の苦悩を巧みに描いているが、話が込み入って、やや読み辛かった。 …続きを読む
    藤枝梅安
    2016年03月27日
    78人がナイス!しています
  • 図書館の本。まっさらの六松を、少し危うい思いで読み始めた。親分の想いは六松を「清濁を併せ飲む」ように、育てたいんだろうなぁ~。六松目線で読むと、親分が何を考えてるのか分からない、となってしまうんだろう 図書館の本。まっさらの六松を、少し危うい思いで読み始めた。親分の想いは六松を「清濁を併せ飲む」ように、育てたいんだろうなぁ~。六松目線で読むと、親分が何を考えてるのか分からない、となってしまうんだろう。後半の親分の考えの種明かしが駆け足で、読者もスッキリしない。六松が納得してから引き続き親分にお世話になるのではなく、幼馴染みのおみつが親分の元に行くから引き続き…というくだり、では、六松も読者もスッキリなんて出来ないね。「策士、策に溺れる」じゃないけど、格好いい親分の策が過ぎて、印象悪いまま終わってちと残念 …続きを読む
    ねむねむあくび♪
    2016年04月04日
    65人がナイス!しています
  • とある賭けに負けて目明しの手下になった元スリの六松。約一年後、目明しの手下としてのいろは、堅気の暮らしのいろはを身に付けてようやく独り立ちしたが、家移りした長屋で早速騒動に巻き込まれる…。長屋の連中や とある賭けに負けて目明しの手下になった元スリの六松。約一年後、目明しの手下としてのいろは、堅気の暮らしのいろはを身に付けてようやく独り立ちしたが、家移りした長屋で早速騒動に巻き込まれる…。長屋の連中や親分の何考えてるんだか分からない不気味さが気持ち悪い。一方、親分に心酔し、真っ当な人間になろうと奮闘し、幼馴染に恋心を抱く六松は、成長と幸せを応援したくなるようないいキャラ。とりあえず親分が菩薩ではないにしろ悪い人ではないことが分かったので(笑)、次回作も期待したい。★★★☆☆ …続きを読む
    Gummo
    2016年05月06日
    40人がナイス!しています

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