幾千の夜、昨日の月

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年01月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
176
ISBN:
9784041023860
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幾千の夜、昨日の月

  • 著者 角田 光代
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年01月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
176
ISBN:
9784041023860

記憶の中に灯る忘れがたいひとときを浮かび上がらせる名エッセイ!

友と語り明かした林間学校、初めて足を踏み入れた異国の日暮れ、終電後恋人にひと目逢おうと飛ばすタクシー、消灯後の母の病室…夜は私に思い出させる。自分が何も持っていなくてひとりぼっちであることを。 友と語り明かした林間学校、初めて足を踏み入れた異国の日暮れ、終電後恋人にひと目逢おうと飛ばすタクシー、消灯後の母の病室…夜は私に思い出させる。自分が何も持っていなくてひとりぼっちであることを。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「幾千の夜、昨日の月」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 夜を描くエッセイ。シーンは主に海外の旅先での夜だ。私自身も、初めて行く街には可能な限り明るいうちに到着するようにはしているが、ままならないのも旅。夕刻には着くはずが、飛行機の遅延で深夜になってしまうこ 夜を描くエッセイ。シーンは主に海外の旅先での夜だ。私自身も、初めて行く街には可能な限り明るいうちに到着するようにはしているが、ままならないのも旅。夕刻には着くはずが、飛行機の遅延で深夜になってしまうことも。そんな不安な感覚はとてもよくわかる。しかも、角田さんの旅は私のそれよりも遥かに冒険的だ。篇中で、ぜひとも体験したいのはサハラ砂漠での夜の体験。全く音というものがないそうだし、空には喩えようもないほどの、文字通りに満天の星。夫婦でラクダにまたがって1か月を過ごす究極旅をしている人もいるらしい。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2020年02月05日
    461人がナイス!しています
  • タイトルが秀逸。ページを開く前から胸ときめくじゃありませんか?角田さんと、世界中の夜を旅した気分。私自身も、夜遊びした六本木でラーメン食べながら見た夜明け、仲良しだったはずの彼と終わりにした夜、彼の部 タイトルが秀逸。ページを開く前から胸ときめくじゃありませんか?角田さんと、世界中の夜を旅した気分。私自身も、夜遊びした六本木でラーメン食べながら見た夜明け、仲良しだったはずの彼と終わりにした夜、彼の部屋からの帰り道・・・走馬灯のように。これだから角田さんのエッセイはやめられません。 …続きを読む
    ミカママ
    2016年11月06日
    274人がナイス!しています
  • 角田光代さんの、夜と旅を中心としたエッセイ。読みやすい文体で、すいすいと読了できます。始めて徹夜をした夜、引っ越しの夜、魂が旅する夜等、印象深い内容が詰まっています。私が始めて徹夜をしたのは、大学時代 角田光代さんの、夜と旅を中心としたエッセイ。読みやすい文体で、すいすいと読了できます。始めて徹夜をした夜、引っ越しの夜、魂が旅する夜等、印象深い内容が詰まっています。私が始めて徹夜をしたのは、大学時代に友人のアパートで飲んだ時かな。大学時代に最後に友人や後輩と家で飲んで話して、他愛もない事で笑い、別れた朝の空の色をいまだに覚えている。引っ越しは職業柄、多いので昨夜と全く違う街に居る自分にそわそわする。魂が旅する話しは角田さんの死生観が垣間見れて印象深い。私自身の経験からも頷けるエッセイ。出会えて良かった。 …続きを読む
    yoshida
    2016年09月10日
    171人がナイス!しています

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