いきたくないのに出かけていく

いきたくないのに出かけていく

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年03月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784041116227
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いきたくないのに出かけていく

  • 著者 角田 光代
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年03月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784041116227

旅する作家の旅エッセイ第2弾!角田光代が旅先で出会う日常と非日常を綴る

「価値観が変わる」と聞いて避けてきたけれど、いってみたら「書かれ続ける理由」がわかったインド、首から完走メダルを提げたまま、初老の紳士と親指を突き立ててうなずき合ったスペイン、自分の好みにおける「めんくい」が多いことに気づいた香港……旅好き作家・角田光代がいく先々を歩き回り、走り、感じたあれこれが詰まった傑作旅エッセイ。いきたくないのにと思いつつ旅に出る贅沢に思いを馳せた書き下ろしあとがきも。 「価値観が変わる」と聞いて避けてきたけれど、いってみたら「書かれ続ける理由」がわかったインド、首から完走メダルを提げたまま、初老の紳士と親指を突き立ててうなずき合ったスペイン、自分の好みにおける「めんくい」が多いことに気づいた香港……旅好き作家・角田光代がいく先々を歩き回り、走り、感じたあれこれが詰まった傑作旅エッセイ。いきたくないのにと思いつつ旅に出る贅沢に思いを馳せた書き下ろしあとがきも。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

いきたくないのに出かけていく
たくさん持っていた、と信じていたころ
居酒屋難易度
いきたくないのに出かけていく
ブッダの歩いた道
書かれ続ける理由
私を含まない町
酔狂とプラマイ
時間と場所だけ
いきたい山といった山
祭りの季節
小説と歩く
観光ニッポン
バレンシアで走る
バレンシアで走る 2
ささやかな本質
恒例化の謎
光景のパワー、人のパワー
花見熱
場所も生きている
東京の島
サファリとパンダとイルカの旅
食と地に足
旅の刷りこみ
日に三度の呪い
見たくなる自然
呼ばれていない場所
呼ばれていない場所2
なつかしい、の先

旅へいく、旅で食べる
金沢と私
「おいしい」の秘密
旅の恩恵
川といっしょ
遠い思い出と旅の原点
ひとり旅の理由
居酒屋ごはん
つい人生に思いを馳せる
ちいさな旅
旅する理由
単行本版あとがき
文庫版あとがき

「いきたくないのに出かけていく」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 角田さんの旅や、ちょっとしたお出かけにも及んでいるエッセイ集。同類の「大好きな町に用がある」を先に読んでいたので、旅行に対してのスタンスはだいたい分かっていたが、それでも読んでいて新鮮で楽しい部分はた 角田さんの旅や、ちょっとしたお出かけにも及んでいるエッセイ集。同類の「大好きな町に用がある」を先に読んでいたので、旅行に対してのスタンスはだいたい分かっていたが、それでも読んでいて新鮮で楽しい部分はたくさんあった。若い時に始めて出かけたタイへの貧乏旅行を皮切りに、何となくであったり、仕事で出かけたり、マラソンがあるからと出かけたり、うらやましくもありその行動力に感心する。あとがきにコロナで外出がままならないとあったが、さぞ辛いでしょう。全体を通して旅に対してゆるい哲学を感じた一冊だった。 …続きを読む
    のぶ
    2022年04月07日
    90人がナイス!しています
  • 2ヶ月連続で刊行された角田さんの旅エッセイ。これだけ海外ひとり旅の経験がありながら国内旅行が計画できないとか、本物のサファリに行ったことがあるのに独力でサファリパークへ行けないとか…(笑)。ちょっと不思議 2ヶ月連続で刊行された角田さんの旅エッセイ。これだけ海外ひとり旅の経験がありながら国内旅行が計画できないとか、本物のサファリに行ったことがあるのに独力でサファリパークへ行けないとか…(笑)。ちょっと不思議な角田さんですが、旅の感覚には毎度強く共感します。『小説と歩く』、『旅する理由』が特に良かった。マラソンだけでなく、意外にも結構ハードなトレイルランをこなすなど、年々アクティブになられている様で、見習わねば!マラソン大会のために旅に出るとまではいかなくても、旅先での朝ランは機会があれば試してみよう。 …続きを読む
    piro
    2022年03月31日
    44人がナイス!しています
  • 旅は苦手で運動も…と非アクティブ宣言ばかりしている著者だが、ダイビングやマラソン大会、インドの格安旅や毎年恒例のお花見など、もうどこからどう見てもアクティブで豊かな生活であるのがむんむん伝わってくる。 旅は苦手で運動も…と非アクティブ宣言ばかりしている著者だが、ダイビングやマラソン大会、インドの格安旅や毎年恒例のお花見など、もうどこからどう見てもアクティブで豊かな生活であるのがむんむん伝わってくる。
    おいしゃん
    2022年05月04日
    37人がナイス!しています

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