- 著者 黒川 博行
- 発売日:
- 2016年09月24日
- 商品形態:
- 電子書籍
燻り
- 著者 黒川 博行
- 発売日:
- 2016年09月24日
- 商品形態:
- 電子書籍
あかん、役者がちがう――。『破門』の直木賞作家、犯罪小説の真髄!
「ええな、抜け駆けと裏切りはなしやぞ」
便利屋を生業とする長尾のもとに、ある社長令嬢の不倫現場を隠し撮りしたビデオが持ち込まれた。旧知の総会屋と手を組み、長尾は一獲千金をもくろむが――(「地を払う」)。
拳銃を運ぶチンピラ、盗品を売りさばく骨董屋、パチンコ店を強請る2人組。関西の裏社会でくすぶり続ける男たちが、9つの事件を巻き起こす。哀しくも愛すべき悪党たちを直木賞作家が描いた、出色の犯罪小説集。
便利屋を生業とする長尾のもとに、ある社長令嬢の不倫現場を隠し撮りしたビデオが持ち込まれた。旧知の総会屋と手を組み、長尾は一獲千金をもくろむが――(「地を払う」)。
拳銃を運ぶチンピラ、盗品を売りさばく骨董屋、パチンコ店を強請る2人組。関西の裏社会でくすぶり続ける男たちが、9つの事件を巻き起こす。哀しくも愛すべき悪党たちを直木賞作家が描いた、出色の犯罪小説集。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
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「燻り」感想・レビュー
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情けない悪党ばかり。ちょいと欲を出したり、すけべ心が過ぎたり、断れずにずるずるっと引き摺られたり…。しっかりせい!やられたままでおるな!と、ため息つきたくなるような、どうしょうもない男たち。悪い事する …続きを読む2017年02月10日148人がナイス!しています
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9編の短編集。だからこそのスピード感。よくも9つも子悪党を気持ち良く落としてくれる技量に感服。地に堕ちた時の心理描写が目に浮かぶ。お気に入りは「二兎を追う」「迷い骨」が特に良かった。2018年09月29日99人がナイス!しています
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美味い話には裏がある。人間欲をかくとしっぺ返しをくらうに決まってる。天網恢恢疎にして漏らさず、お天道様はみてますよ。ってな話が9編。黒川さん流の関西弁で欲張りな人間どもが犯罪を犯す様子を書かれるとコミ …続きを読む2018年10月10日84人がナイス!しています