幻夏

幻夏

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年10月30日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784041105832

幻夏

  • 著者 太田 愛
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年10月30日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784041105832

ドラマ「相棒」の人気脚本家が満を持して放つ、渾身のクライム・サスペンス

「俺の父親、ヒトゴロシなんだ」毎日が黄金に輝いていた23年前のあの夏、少年に何が起こったのか。人が犯した罪は正しく裁かれ、正しく償われるのか。残酷な「世界」に、必死に挑んだ少年の驚くべき秘密とは…!? 「俺の父親、ヒトゴロシなんだ」毎日が黄金に輝いていた23年前のあの夏、少年に何が起こったのか。人が犯した罪は正しく裁かれ、正しく償われるのか。残酷な「世界」に、必死に挑んだ少年の驚くべき秘密とは…!?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

おすすめコメント

この胸の痛みをひとことで感動と呼べるのだろうか。あふれだす悲しみに僕はただ、無力だった。
――及川光博(ミュージシャン・俳優)

人の心の中に棲む鬼を炙り出す。骨太で繊細なエンターテインメント!
――松本基弘(テレビ朝日「相棒」プロデューサー)

息もつかず読み、何度も胸をしめつけられた。太田さんの凄みを感じた。
――長崎俊一(映画監督

謎が謎を生む連鎖。ミステリーの極限に挑む息詰まる展開は夏のように熱い。
――森村誠一(作家)

読者はもはやページをめくる手を止められまい。
クライマックスの圧倒的な緊迫感は、第一級!
――村上貴史(ミステリ書評家)

「幻夏」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 少なくとも1作目と2作目を読んだ限り、太田愛さんの小説は読む人を選ぶように思う。社会の不条理に、弱者を踏みにじる強者に、少数を犠牲にする多数に憤りを覚えたことがあるかないかがあまりにも大きく受け止め方 少なくとも1作目と2作目を読んだ限り、太田愛さんの小説は読む人を選ぶように思う。社会の不条理に、弱者を踏みにじる強者に、少数を犠牲にする多数に憤りを覚えたことがあるかないかがあまりにも大きく受け止め方を左右する。安寧を求め多数に埋没しようとする人々が目をそむけたがる種類の本になってしまっている。 …続きを読む
    MF
    2017年05月06日
    522人がナイス!しています
  • 尚と拓、小学生の兄弟は、ある夏、殺人犯の家族という十字架を抱え、母親の香苗と3人で移り住んだ町で、亮介と出会い、かけがえのない夏休みを過ごす。けれど、休み明けの登校日、河原にランドセルを残して、兄の尚 尚と拓、小学生の兄弟は、ある夏、殺人犯の家族という十字架を抱え、母親の香苗と3人で移り住んだ町で、亮介と出会い、かけがえのない夏休みを過ごす。けれど、休み明けの登校日、河原にランドセルを残して、兄の尚が行方不明になる。それから23年後、なぜか香苗は探偵の鑓水に尚の捜索を依頼し、過去の謎が明らかになる。尚と拓と香苗の家族への優しい思いが切なく、冤罪がなければ彼らと亮介は、どんな夏を過ごしたのだろうと、ラストシーンはそんな幻の夏を思わずにはいられなかった。スピード感のある展開も面白かったです。 …続きを読む
    ウッディ
    2017年12月21日
    518人がナイス!しています
  • 太田愛さんは初読みの作家さんです。冤罪が如何にして作られるか。そして家族を守る為に12歳の少年がとった行動に、胸が苦しくなりました。警察官の相馬は12歳の夏に同級生の尚と、その弟の拓と友人になる。尚から父 太田愛さんは初読みの作家さんです。冤罪が如何にして作られるか。そして家族を守る為に12歳の少年がとった行動に、胸が苦しくなりました。警察官の相馬は12歳の夏に同級生の尚と、その弟の拓と友人になる。尚から父が殺人犯と告白された相馬。忽然と姿を消した12歳の尚。それから23年後、興信所を営む鑓水は尚の母である香苗からら尚を探すよう依頼される。尚の父は無実、冤罪であった。冤罪により狂わされた家族の営み。そして反省のない司直や法曹界の人々に恐ろしさを感じた。尚が消えた場所に刻まれた印の意味に痺れる。一気読みです。 …続きを読む
    yoshida
    2017年08月06日
    448人がナイス!しています

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