怪しき我が家 家の怪談競作集

怪しき我が家 家の怪談競作集

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年02月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ISBN:
9784840138253
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怪しき我が家 家の怪談競作集

  • 著者 皆川 博子
  • 著者 福澤 徹三
  • 著者 黒 史郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年02月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ISBN:
9784840138253

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「怪しき我が家 家の怪談競作集」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 創作あり、エッセイあり、人の生き死にが怪異を呼ぶなら家はその舞台として相応しい場所といえる。人は生きていくうえで家に家族に縛られているのかも知れない。皆川・釘が裏、井戸は表か?福澤・職業あるあるが興味 創作あり、エッセイあり、人の生き死にが怪異を呼ぶなら家はその舞台として相応しい場所といえる。人は生きていくうえで家に家族に縛られているのかも知れない。皆川・釘が裏、井戸は表か?福澤・職業あるあるが興味深い。黒・複雑な哀しみを覚えさせる。田辺・人見知りな市松人形。雀野・座敷わらし的な…?朱雀門・にじり寄る怪談。神狛・果たして彼女は悪霊として迫りくる災厄を退けることが出きるだろうか?宇佐美・自分の性にダラシナイ男たち。金子・人生って…。南條・思い出語り…。東・明治 大正にみる化物屋敷の記録、そして「三角屋敷」 …続きを読む
    sin
    2023年07月19日
    61人がナイス!しています
  • #日本怪奇幻想読者クラブ 家をテーマにした競作集。私小説風の書きようがしてある(あるいは本当に半分私小説)作品が多く、それもまた一興である。皆川博子「釘屋敷/水屋敷」本書中最も幻想的で最も禍々しい。三陸 #日本怪奇幻想読者クラブ 家をテーマにした競作集。私小説風の書きようがしてある(あるいは本当に半分私小説)作品が多く、それもまた一興である。皆川博子「釘屋敷/水屋敷」本書中最も幻想的で最も禍々しい。三陸地方の方言で書かれていて、分からない人もいるかと思うが幸い私には馴染みの言葉だ。釘屋敷では大黒柱に釘が刺さっていて、その釘は皆生き物と繋がっている。抜けば裏返って毛玉になる。水屋敷では座敷の真ん中に掘り抜き井戸があり、釘はそこに捨てられるらしい。読んだ後は釘屋敷水屋敷という言葉が頭から離れない。 …続きを読む
    あたびー
    2021年03月30日
    35人がナイス!しています
  • 英国の古い屋敷は幽霊付きがけっこう多いらしいけど、日本にも昔は化け物屋敷が多かった、というのを読んで、そうだったんだろうなと頷いてしまいました。日本の場合は、先の大戦の東京大空襲で東京は焼け野原になっ 英国の古い屋敷は幽霊付きがけっこう多いらしいけど、日本にも昔は化け物屋敷が多かった、というのを読んで、そうだったんだろうなと頷いてしまいました。日本の場合は、先の大戦の東京大空襲で東京は焼け野原になったから、幽霊がひっそり住んでいた古い家などは軒並み焼失してしまったんでしょうね。幽霊たちはどこへ行ってしまったんだろう。「残穢」のように実は名もないマンションの一室にぶら下がってたりするのかしら。とても興味深い、家にまつわる怪談集。こういうのとても好きです。 …続きを読む
    BUBI
    2019年09月07日
    27人がナイス!しています

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