「厠の怪 便所怪談競作集」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です
-
【再読】平山先生>ウ××ば笊で濾す。カレー皿にウ××が……。カレーが食えなくなる、ダイエット向きの一冊。。粘膜人間の飴村行>まだ一桁の年齢の少女が(祖)父、兄と狂うた近親ぼぼ。百キロババアの黒史郎>i
【再読】平山先生>ウ××ば笊で濾す。カレー皿にウ××が……。カレーが食えなくなる、ダイエット向きの一冊。。粘膜人間の飴村行>まだ一桁の年齢の少女が(祖)父、兄と狂うた近親ぼぼ。百キロババアの黒史郎>inauspicious=縁起悪い、不吉。inauspicious pickは『メルキオールの惨劇』。欠伸する猫げな顔で殺された母。縁切り厠>不倫アカン。厠で、頭上に縊死体の爪先が。……それぞれの話のqualityの差が激しい、ボットン便所怪談集
…続きを読む
52人がナイス!しています
-
日常生活で絶対的に孤絶となる場所・便所をテーマにした小説8篇エッセイ2篇の怪談アンソロジー。京極夏彦、平山夢明、福沢徹三、飴村行の名前が並んでいるなら読まずにはいられない。トイレ・お手洗いと厠・便所で
日常生活で絶対的に孤絶となる場所・便所をテーマにした小説8篇エッセイ2篇の怪談アンソロジー。京極夏彦、平山夢明、福沢徹三、飴村行の名前が並んでいるなら読まずにはいられない。トイレ・お手洗いと厠・便所で受ける印象が違うのは、ただの灯りの差ではなく、心身に植え付けられたもののように感じる。封印された便所で父親が狂っていく平山夢明「きちがい便所」が一番好き。不思議と口の中が酸っぱくなる。自分の想像力が憎らしい。様々な怪談話を集めた松谷みよ子「学校の便所の怪談」は馴染みあるものも多くて懐かしい気持ちになった。
…続きを読む
32人がナイス!しています
-
あの「パリの舌人形」の長島槇子さんの作品もある傑作ばかりの便所怪談。ただもう穢れというか汚れというか陰とか秘とか臭いとか暗いとか湿ってるとか何か居そうとかそんな便所のコワ〜い話し。色んな意味で、足の間
あの「パリの舌人形」の長島槇子さんの作品もある傑作ばかりの便所怪談。ただもう穢れというか汚れというか陰とか秘とか臭いとか暗いとか湿ってるとか何か居そうとかそんな便所のコワ〜い話し。色んな意味で、足の間からあの入り口を覗く気にはなれません。
…続きを読む
32人がナイス!しています
powered by 