幽談

幽談

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年07月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ISBN:
9784840123730

幽談

  • 著者 京極 夏彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年07月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ISBN:
9784840123730

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「幽談」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 怪談専門誌『幽』連載の8篇。出色なのは『手首を拾う』『成人』、共にオカルトとエロティシズムの相性を体現した話で、後者のネット談話を彷彿とさせる野心的な語り構造は本書の白眉。他とかなり出来が違う。『下の 怪談専門誌『幽』連載の8篇。出色なのは『手首を拾う』『成人』、共にオカルトとエロティシズムの相性を体現した話で、後者のネット談話を彷彿とさせる野心的な語り構造は本書の白眉。他とかなり出来が違う。『下の人』は反応の方を滑稽味豊かに描いた点で良いアクセント。「半分隠せば何もかも幽霊」とのことでアプローチは粒揃いであるが、後半に行くほど抽象的に傾倒し過ぎて求心力に欠ける。『逃げよう』の切迫感は空回りだし、ラスト3篇の説教臭い前振りやアイロニカルな応酬は迂遠かつ気取り過ぎ。どちらかというとマイナーな煮え切れなさ。 …続きを読む
    のっち♬
    2023年07月23日
    144人がナイス!しています
  • 奇妙な味の短編集でした。あちら側とこちら側の境界線が曖昧になり、落とし込まれる感覚が心地よかったです。理屈っぽさもありますが、そこは京極小説の醍醐味と言ってもいいでしょう。普通に怖い作品もありました。 奇妙な味の短編集でした。あちら側とこちら側の境界線が曖昧になり、落とし込まれる感覚が心地よかったです。理屈っぽさもありますが、そこは京極小説の醍醐味と言ってもいいでしょう。普通に怖い作品もありました。不気味だけれどそこが癖になりそうですね。夏に読むのが雰囲気出ていいかもです。 …続きを読む
    優希
    2017年07月04日
    95人がナイス!しています
  • 再読です。。皆川博子さんの「 薔薇密室」と同時に読んでるので、現実との境界線がさらに曖昧になり心地いい★ 再読です。。皆川博子さんの「 薔薇密室」と同時に読んでるので、現実との境界線がさらに曖昧になり心地いい★
    勇波
    2015年03月01日
    78人がナイス!しています

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著者紹介

京極 夏彦(きょうごく・なつひこ)

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家、全日本妖怪推進委員会肝煎。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞を受賞。著書多数。

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