光圀伝

第3回 山田風太郎賞

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年08月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
752
ISBN:
9784041102749

第3回 山田風太郎賞

光圀伝

  • 著者 冲方 丁
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年08月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
752
ISBN:
9784041102749

異才・冲方丁が『天地明察』に次いで放つ、大河エンタテインメント小説!

何故この世に歴史が必要なのか。生涯を賭した「大日本史」の編纂という大事業。大切な者の命を奪ってまでも突き進まねばならなかった、孤高の虎・水戸光圀の生き様に迫る。異才が放つ時代小説第二弾! 何故この世に歴史が必要なのか。生涯を賭した「大日本史」の編纂という大事業。大切な者の命を奪ってまでも突き進まねばならなかった、孤高の虎・水戸光圀の生き様に迫る。異才が放つ時代小説第二弾!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

登場人物

おすすめコメント

『天地明察』が夢を実現するための勇気の書だとしたら、
『光圀伝』は生きるために己を貫き通すための勇気の書。
どんな困難も不自由も、成し遂げようとあがき、もがき、常に全身全霊で生きている光圀の姿に
身体の芯から熱いものがこみあげてきて、たまりませんでした。
――中澤めぐみさん(三省堂書店ルクア大阪店)

まさか傾奇者だったとは……水戸光國! あらゆるエピソードがクライマックスなみの盛り上がり!
時代劇からは想像もできない荒々しさ、そして苛烈なる人生。終わりが近づき、「読み終えたくない」「ずっと読んでいたい」と、そう思う作品は久々です!
――成川真さん(ブックポート203大和店)

樹だ、と思いました。それも、太い幹が何本も寄り合ってひとつになる、巨木。
たくさんの思いが継ぎ目なくからめられた、『光圀伝』は、そういう太い物語です。
冲方さん、よくこれを1冊で収めたなあ!さすがだ!
――小出和代さん(紀伊國屋書店新宿本店)

心を濯ぎ、魂に火を点けること幾たび!
いま万人が知るべき“仁智”を美事に湛えた、
“至宝”と呼ぶにふさわしい不滅の大傑作が現れた!!
――宇田川拓也さん(ときわ書房本店)

ファザコン・ブラコン・アグレッシブ。
力と苦悩に満ちあふれた黄門様の生涯。
――北住晴弥さん(ブックパル文苑桂南店)

プロモーションムービー

『光圀伝』テレビCM+ラジオドラマ

『光圀伝』テレビCM

「光圀伝」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 徳川光圀の人生を一気に駆け抜ける本でした。彼が詩に、史書に、そして義に熱かったかを知ることが出来た。もちろん、事実よりも創作部分が多いとは思うがそんなことを意識しなくても良いくらい面白かった。 徳川光圀の人生を一気に駆け抜ける本でした。彼が詩に、史書に、そして義に熱かったかを知ることが出来た。もちろん、事実よりも創作部分が多いとは思うがそんなことを意識しなくても良いくらい面白かった。
    ArcCosine
    2014年08月15日
    471人がナイス!しています
  • 時代劇のロングセラー「水戸黄門」の実録。一冊にしてはかなり長かったが、それを感じさせない筆力に感心しました。義に殉じ、兄の子を跡取りに、また兄は弟の子を自分の跡取りに、兄弟が血で血を争う江戸でもまたと 時代劇のロングセラー「水戸黄門」の実録。一冊にしてはかなり長かったが、それを感じさせない筆力に感心しました。義に殉じ、兄の子を跡取りに、また兄は弟の子を自分の跡取りに、兄弟が血で血を争う江戸でもまたと無い事が実現された所では心が熱くなりました。また、御三家初代の繋 がりも歴史小説では初めて読みました。特に義直の剛毅さや、優しさ等紹介されていて、今まで知らない部分が知れて、おもしろかった。保科正之や酒井忠清の大きさも知れた。人を大事にしながらも、大義と学問に情熱を燃やし続けた光圀の叙事詩。 …続きを読む
    再び読書
    2013年05月18日
    437人がナイス!しています
  • 『春宵深月清雲の上(ほとり) 梅蘂香を逞(はな)ちて玉枝に満つ 此の景誰ありてか絵(えが)き尽くすを得ん 暁風一陣鼻を撲って吹く』なんと自由な精神にあふれた詩であろう。何物にも捉われぬ心と包容力「天姿 『春宵深月清雲の上(ほとり) 梅蘂香を逞(はな)ちて玉枝に満つ 此の景誰ありてか絵(えが)き尽くすを得ん 暁風一陣鼻を撲って吹く』なんと自由な精神にあふれた詩であろう。何物にも捉われぬ心と包容力「天姿婉順」泰姫の存在有ってこそ、この物語は魅力を放つ。泰姫の志を継いだ左近もまた。戦国時代、あるいは幕末の動乱期ならば虎は千里を駆け巡ったであろう。泰平の世の羊の群れの中、鋭い牙と爪を隠した虎の、狂おしくたぎる血。その虎を恐れることなく膝枕し、心を添わせ、癒す若き妻は菩薩である。→続く …続きを読む
    文庫フリーク@灯れ松明の火
    2012年10月08日
    436人がナイス!しています

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著者紹介

冲方丁(うぶかた・とう)

1977年岐阜県生まれ。96年、大学在学中に「黒い季節」で第1回スニーカー大賞金賞受賞しデビュー。2003年、「マルドゥック・スクランブル」で第24回日本SF大賞を受賞。09年初の歴史小説「天地明察」を刊行、第31回吉川英冶文学賞新人賞、第7回本屋大賞を受賞。2012年、「光圀伝」で第3回山田風太郎賞を受賞。冲方丁 ぶらりずむ黙契録

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