光圀伝 下

第3回 山田風太郎賞

光圀伝 下

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年06月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
512
ISBN:
9784041020494
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第3回 山田風太郎賞

光圀伝 下

  • 著者 冲方 丁
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年06月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
512
ISBN:
9784041020494

大義を貫き、駆け抜けた水戸光圀の生涯とは――。 圧巻の傑作時代小説。

水戸藩主となった水戸光圀。学問、詩歌の魅力に取り憑かれた若き”虎”は「大日本史」編纂という空前絶後の大事業に乗り出す。そして光圀の綴る物語は、「あの男」を殺める日へと近づいていく――。 水戸藩主となった水戸光圀。学問、詩歌の魅力に取り憑かれた若き”虎”は「大日本史」編纂という空前絶後の大事業に乗り出す。そして光圀の綴る物語は、「あの男」を殺める日へと近づいていく――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

登場人物紹介

おすすめコメント

『天地明察』が夢を実現するための勇気の書だとしたら、
『光圀伝』は生きるために己を貫き通すための勇気の書。
どんな困難も不自由も、成し遂げようとあがき、もがき、常に全身全霊で生きている光圀の姿に
身体の芯から熱いものがこみあげてきて、たまりませんでした。
――中澤めぐみさん(三省堂書店ルクア大阪店)

まさか傾奇者だったとは……水戸光國! あらゆるエピソードがクライマックスなみの盛り上がり!
時代劇からは想像もできない荒々しさ、そして苛烈なる人生。終わりが近づき、「読み終えたくない」「ずっと読んでいたい」と、そう思う作品は久々です!
――成川真さん(ブックポート203大和店)

樹だ、と思いました。それも、太い幹が何本も寄り合ってひとつになる、巨木。
たくさんの思いが継ぎ目なくからめられた、『光圀伝』は、そういう太い物語です。
冲方さん、よくこれを1冊で収めたなあ!さすがだ!
――小出和代さん(紀伊國屋書店新宿本店)

ファザコン・ブラコン・アグレッシブ。
力と苦悩に満ちあふれた黄門様の生涯。
――北住晴弥さん(ブックパル文苑桂南店)

プロモーションムービー

『光圀伝』テレビCM+ラジオドラマ

『光圀伝』テレビCM

「光圀伝 下」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 下巻をあっという間に読了。やっぱり光圀と綱吉の関係は孟嘗君と斉の湣王そっくりだね~。それにしても、だ。上巻の感想でも書いたけど、趙襄子についての言及がないのは不満(まあ、話をややこしくしないために省い 下巻をあっという間に読了。やっぱり光圀と綱吉の関係は孟嘗君と斉の湣王そっくりだね~。それにしても、だ。上巻の感想でも書いたけど、趙襄子についての言及がないのは不満(まあ、話をややこしくしないために省いたのかもしれないが)。髑髏の杯というキーアイテムさえ出てくるのに!? すでに宮城谷さんや塚本靑史さんが趙襄子の小説を書いているけど、冲方さんの趙襄子も読んでみたい。宮城谷・塚本両氏のヴァージョンに欠けている「何か」を補完してほしい。 …続きを読む
    明智紫苑
    2016年08月16日
    163人がナイス!しています
  • あぁ、泰姫がそんなに早く・・・。上下巻あわせて1040ページ堪能しました。テレビドラマを通じて持っていた水戸光圀像が完全に覆りました。どうやら偏見を持ってしまっていたようです。と、ここまで書いて冲方丁 あぁ、泰姫がそんなに早く・・・。上下巻あわせて1040ページ堪能しました。テレビドラマを通じて持っていた水戸光圀像が完全に覆りました。どうやら偏見を持ってしまっていたようです。と、ここまで書いて冲方丁氏が描く水戸光圀像が正確かどうかも分からないことに気づいた。ま、いいか。水戸光圀、なかなか魅力的な人物です。それにも増して、私、すっかり泰姫のファンになってしまいました。 …続きを読む
    佐々陽太朗(K.Tsubota)
    2016年10月17日
    130人がナイス!しています
  • 妻との日々が微笑ましかったですが、その後の死者たちの弔いが心痛かったです。水戸黄門のイメージとはかなり違いましたが、自分の大義の為に4つの大きな事業を展開したり、次世代に託す侘びしさなど··様々な事を感 妻との日々が微笑ましかったですが、その後の死者たちの弔いが心痛かったです。水戸黄門のイメージとはかなり違いましたが、自分の大義の為に4つの大きな事業を展開したり、次世代に託す侘びしさなど··様々な事を感じました。そして終わりがあまりに唐突で···。若い時は遊びまくっていたけど、結婚してからはすっかり落ち着いてしまった感が···。何気に左近とのラブも期待していましたが···。やっぱりこんな感じの小説も好きだなと思いつつ読了です。 …続きを読む
    mariya926
    2023年04月12日
    128人がナイス!しています

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著者紹介

冲方丁(うぶかた・とう)

1977年岐阜県生まれ。96年、大学在学中に「黒い季節」で第1回スニーカー大賞金賞受賞しデビュー。2003年、「マルドゥック・スクランブル」で第24回日本SF大賞を受賞。09年初の歴史小説「天地明察」を刊行、第31回吉川英冶文学賞新人賞、第7回本屋大賞を受賞。2012年、「光圀伝」で第3回山田風太郎賞を受賞。冲方丁 ぶらりずむ黙契録

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