• 特攻隊員として死を覚悟し飛び立ち、自分の意思で離脱した唯一の人と現代を結ぶ話。『リング』『らせん』の著者であり、映画のイメージからその類の本かと思っていました。が違う。重厚であり深い！ラジオ版・学問ノ 特攻隊員として死を覚悟し飛び立ち、自分の意思で離脱した唯一の人と現代を結ぶ話。『リング』『らせん』の著者であり、映画のイメージからその類の本かと思っていました。が違う。重厚であり深い！ラジオ版・学問ノススメの中で、学生時代に構想を思い付いたと言っていた。それから３０年ついに完成。読書メーターでの評価がめっちゃ低いのが不思議。感想の多さと内容は一致しない。敬遠していた『リング』等も読んでみようと思わす鈴木光司の筆力に感謝。永遠の０に負けていない。 …続きを読む
  人間万事塞翁が馬ZAWAZAWA

  2013年08月24日
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• 辛口の評価も見かけるが、今年読んだ中で最も心に残る大作だった。特攻隊として志願しながらも出撃時に離脱し、行方不明になった隊員をテレビ番組で取り上げるべく奮闘する雪島。戦時と現代を結ぶ鍵は、雪島の父の記 辛口の評価も見かけるが、今年読んだ中で最も心に残る大作だった。特攻隊として志願しながらも出撃時に離脱し、行方不明になった隊員をテレビ番組で取り上げるべく奮闘する雪島。戦時と現代を結ぶ鍵は、雪島の父の記憶に隠されており、物語は壮大な展開を見せる。雪島の愛する女性の夫との対峙も含め、人間の葛藤や弱さが鋭く描かれており、驚愕の事実がだんだん明らかになっていく展開にページを捲る手が止まらなかった。エピローグが感動的。 …続きを読む
  雪月花

  2025年07月26日
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• 戦後５０周年の企画に、元特攻隊員で自ら攻撃を離脱し生還した人を取り上げようとするＴＶ局のディレクター雪島忠信。一人の中学教師が同人誌に投稿した小説から、モデルとなった人物を探して行く。その特攻隊員峰岸 戦後５０周年の企画に、元特攻隊員で自ら攻撃を離脱し生還した人を取り上げようとするＴＶ局のディレクター雪島忠信。一人の中学教師が同人誌に投稿した小説から、モデルとなった人物を探して行く。その特攻隊員峰岸中尉の物語と、雪島忠信の不倫を絡めるという手法には何だかスッキリしなかった。力作なのでしょうが、やや物足りなく感じてしまった。 …続きを読む
  ゆみねこ

  2013年07月30日
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