燃える天使

燃える天使

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年10月24日
判型:
文庫判
ページ数:
208
ISBN:
9784043943081
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燃える天使

  • 編・訳 柴田 元幸
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年10月24日
判型:
文庫判
ページ数:
208
ISBN:
9784043943081

訳者のオールタイムベスト作家を含む13人の傑作短編集!

一本の蝋燭を前に息をこらす男に天使たちがまいおりて……鮮烈な印象を残す表題作の他、パトリック・マグラア、シェイマス・ディーン、スチュアート・ダイベックなど、面白さ折り紙付きの傑作短編を収録。 一本の蝋燭を前に息をこらす男に天使たちがまいおりて……鮮烈な印象を残す表題作の他、パトリック・マグラア、シェイマス・ディーン、スチュアート・ダイベックなど、面白さ折り紙付きの傑作短編を収録。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「燃える天使」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 特に印象に残った作品を挙げるなら、傘の下でしか愛し合えない男女の恋愛をしっとりとした筆致で描いた「僕の恋、僕の傘」(ジョン・マクガハン)、著者自身の異常な(?)少年時代を回想する「ブロードムアの少年時 特に印象に残った作品を挙げるなら、傘の下でしか愛し合えない男女の恋愛をしっとりとした筆致で描いた「僕の恋、僕の傘」(ジョン・マクガハン)、著者自身の異常な(?)少年時代を回想する「ブロードムアの少年時代」(パトリック・マグラア)、幻想的な小品二題「燃える天使 / 謎めいた目」(モアシル・スクリアル)あたりだが、結局のところ、スチュアート・ダイベックの「猫女」が全部持って行った気がする。狂気の人かと思われた猫女の存在が、実はその町の平衡を絶妙に保っていたという、読みようによってはかなり怖い掌篇。 …続きを読む
    三柴ゆよし
    2011年11月16日
    14人がナイス!しています
  • 英語圏の作家の短編(ひとつだけブラジルの作家も)アンソロジー。特にテーマが決まってるわけではないようだけど、そこはあの柴田先生の御眼鏡に適った小説たちなので、どことなく不思議な、この世とはどこか隔絶され 英語圏の作家の短編(ひとつだけブラジルの作家も)アンソロジー。特にテーマが決まってるわけではないようだけど、そこはあの柴田先生の御眼鏡に適った小説たちなので、どことなく不思議な、この世とはどこか隔絶された世界の住人が主人公として登場するような風変わりなものがほとんど。なかでもアイルランド奥地の怪奇譚を描いたシェイマス・ディーンの『ケイティの話』や、第2次大戦中に夫の帰りを待つ新妻を描いたヘルプリンの『太平洋の岸辺で』、謎の「影」をこぞって人々が買い求めるケアリーの『影製造産業に関する報告』が印象に残った。 …続きを読む
    nina
    2013年09月11日
    11人がナイス!しています
  • 何か他のも読んでみようかと思った新たな作家は今回見当たらず、、、。『愛の跡』の、「雲が馬鹿みたいだった」っていうラストの一文は気に入りました。 何か他のも読んでみようかと思った新たな作家は今回見当たらず、、、。『愛の跡』の、「雲が馬鹿みたいだった」っていうラストの一文は気に入りました。
    2025年05月18日
    8人がナイス!しています

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