日本に古代はあったのか

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年07月10日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
312
ISBN:
9784047034266
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日本に古代はあったのか

  • 著者 井上 章一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年07月10日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
312
ISBN:
9784047034266

古代・中世の時代区分の変遷を追うと、私たちの意外な歴史観が見えてくる。

〈目次〉
まえがき
一、宮崎一定にさそわれて
二、内藤湖南から脈々と
三、ソビエトの日本史とマルクス主義
四、弥生は神殿はあったのか
五、キリスト教と、仏教と
六、応仁の乱
七、鎌倉爺体はほんとうに鎌倉の時代だったのか
八、江戸から明治の頼朝像
九、ゲルマニアになぞらえて
十、平泉澄と石母田正
十一、東と西の歴史学
十二、京都からの中世史
十三、ライシャワーの封建制
十四、司馬遼太郎よ、お前もか
十五、梅棹忠夫のユーラシア
あとがき
〈目次〉
まえがき
一、宮崎一定にさそわれて
二、内藤湖南から脈々と
三、ソビエトの日本史とマルクス主義
四、弥生は神殿はあったのか
五、キリスト教と、仏教と
六、応仁の乱
七、鎌倉爺体はほんとうに鎌倉の時代だったのか
八、江戸から明治の頼朝像
九、ゲルマニアになぞらえて
十、平泉澄と石母田正
十一、東と西の歴史学
十二、京都からの中世史
十三、ライシャワーの封建制
十四、司馬遼太郎よ、お前もか
十五、梅棹忠夫のユーラシア
あとがき

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「日本に古代はあったのか」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 世界史の中で日本史を考えたら、日本には古代はない、中国だって漢の滅亡で古代が終わると宮崎市定も言っているんだからと言う話。日本史学界は、東大系と京大系の対立だとか歯に衣着せぬ物言いが気持ちいい。でも、 世界史の中で日本史を考えたら、日本には古代はない、中国だって漢の滅亡で古代が終わると宮崎市定も言っているんだからと言う話。日本史学界は、東大系と京大系の対立だとか歯に衣着せぬ物言いが気持ちいい。でも、古代が奴隷制で中世が封建制と捉えるのが本当に正しいのか、古代とか中世だとかいう時代区分や呼称なんてどうでもいいじゃんと思うけど。 …続きを読む
    takeapple
    2013年01月06日
    10人がナイス!しています
  • 個人の感想です:B。従来日本の歴史では鎌倉幕府以降を中世とし、それ以前を古代と区分してきたが、中国では後漢が滅びた3世紀、欧州では西ローマ帝国が滅びた5世紀以降を中世と区分している。両者と日本の中世の始 個人の感想です:B。従来日本の歴史では鎌倉幕府以降を中世とし、それ以前を古代と区分してきたが、中国では後漢が滅びた3世紀、欧州では西ローマ帝国が滅びた5世紀以降を中世と区分している。両者と日本の中世の始まりに900年近い隔たりがるのは世界史的な観点から変だ。日本は原始社会の後に古代はなく、古墳時代に一気に中世に入ったのではないかというのが著者の主張。古墳期には各地に土地を通じた主従関係が芽生え封建制の社会が始まっていたとする。この本の途中から東大と京大の東西の歴史観の差異に関して書かれ、それも興味深い。 …続きを読む
    マカロニ マカロン
    2016年06月17日
    5人がナイス!しています
  • C- ユーラシア大陸の東と西で帝国が滅び(ローマ帝国と後漢)、封建時代(中世)が始まった。日本の歴史区分も東アジア史の中で捉えるべきで、卑弥呼の時代あたりから中世と位置付けるべき。それ以前の日本には「文 C- ユーラシア大陸の東と西で帝国が滅び(ローマ帝国と後漢)、封建時代(中世)が始まった。日本の歴史区分も東アジア史の中で捉えるべきで、卑弥呼の時代あたりから中世と位置付けるべき。それ以前の日本には「文明」と言えるものはなかったので、日本には古代はない…という冒頭の主張は面白かったが、その後がいけない。「鎌倉時代からを中世としている従来からの時代区分は関東史観に染まっている」との主張が延々と続き、いささかうんざり。そもそも、「古代があるか否か」論にどれほどの意味があるかも懐疑的になってしまった。 …続きを読む
    Yoshihiro Yamamoto
    2015年06月04日
    5人がナイス!しています

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