妖怪の理 妖怪の檻

妖怪の理 妖怪の檻

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年09月04日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
352
ISBN:
9784048839846

妖怪の理 妖怪の檻

  • 著者 京極 夏彦
  • デザイン 片岡 忠彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年09月04日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
352
ISBN:
9784048839846

「妖怪」とはいったい何なのか?

時代によって、時に親しまれ、時に蔑まれてきた「妖怪」。言葉や図像から変遷の歴史を辿り、不確実なこの存在について考察する。徹底的に妖怪と向き合ってきた作家がものす、画期的な妖怪解体新書! 時代によって、時に親しまれ、時に蔑まれてきた「妖怪」。言葉や図像から変遷の歴史を辿り、不確実なこの存在について考察する。徹底的に妖怪と向き合ってきた作家がものす、画期的な妖怪解体新書!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「妖怪の理 妖怪の檻」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 妖怪についての評論といったところでしょうか。詳しく妖怪について語っています。所々難しいところもありましたが、理路整然とした妖怪論は読みやすく、面白かったです。妖怪についてここまで考察した本はなかなかな 妖怪についての評論といったところでしょうか。詳しく妖怪について語っています。所々難しいところもありましたが、理路整然とした妖怪論は読みやすく、面白かったです。妖怪についてここまで考察した本はなかなかないのではないかと思います。妖怪に興味があるので、また時間をおいて再読したいですね。 …続きを読む
    優希
    2017年07月12日
    85人がナイス!しています
  • 現在世間一般で使われている妖怪という言葉が何を指すのか、それが具体的に意味するものを、江戸時代から始めて文献学的に検証する。結論から言っちゃうと、妖怪の概念の生成に最も影響があったのは水木しげる大先生 現在世間一般で使われている妖怪という言葉が何を指すのか、それが具体的に意味するものを、江戸時代から始めて文献学的に検証する。結論から言っちゃうと、妖怪の概念の生成に最も影響があったのは水木しげる大先生ということ。京極さんの水木先生へのリスペクトは半端じゃない。ひょっとして柳田國男大先生よりも尊敬してる?文章はわかりやすく書こうとして、かえってまだるっこしくなった感がある。本職の研究者ではないという意識のせいか、「これは〜を本職の批判するものではない」という表現がやたら目についた。 …続きを読む
    紅はこべ
    2011年02月06日
    38人がナイス!しています
  • 大論文!と言っても過言ではないかと。妖怪の『全て』が記されていると思います。妖怪という言葉そのものの成り立ち、妖怪を妖怪たらしめる背景。めっちゃ勉強になりました。 大論文!と言っても過言ではないかと。妖怪の『全て』が記されていると思います。妖怪という言葉そのものの成り立ち、妖怪を妖怪たらしめる背景。めっちゃ勉強になりました。
    Yuri
    2020年06月04日
    11人がナイス!しています

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著者紹介

京極 夏彦(きょうごく・なつひこ)

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家、全日本妖怪推進委員会肝煎。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞を受賞。著書多数。

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