すじぼり

2008年 第10回 大藪春彦賞

すじぼり

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年11月30日
判型:
四六判
ページ数:
400
ISBN:
9784048737401

2008年 第10回 大藪春彦賞

すじぼり

  • 著者 福澤 徹三
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年11月30日
判型:
四六判
ページ数:
400
ISBN:
9784048737401

少年の瞳にうつる、壮絶に散ったやくざの生きざま。

ひょんなことからやくざ事務所に出入りすることになった亮。時代に取り残され、次第に生きる道を失っていく昔ながらの組の最期に立ち会う少年の目を通して、一つの時代の終焉を哀切と共に綴る瑞々しい青春極道小説! ひょんなことからやくざ事務所に出入りすることになった亮。時代に取り残され、次第に生きる道を失っていく昔ながらの組の最期に立ち会う少年の目を通して、一つの時代の終焉を哀切と共に綴る瑞々しい青春極道小説!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「すじぼり」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 普通の若者が思わぬ切っ掛けで任侠世界へ巻き込まれて…という福澤さんのオハコ。一気読みできる面白さはあるが、この主人公の亮には終始イライラした。行き当たりばったり、すべてが中途半端。組長の速水に「首を突 普通の若者が思わぬ切っ掛けで任侠世界へ巻き込まれて…という福澤さんのオハコ。一気読みできる面白さはあるが、この主人公の亮には終始イライラした。行き当たりばったり、すべてが中途半端。組長の速水に「首を突っ込むな」と釘を刺されるのに、何とか認められようと無茶をしては危ない目に合う。そのくせ自分に近しい父や彼女達にはどこか冷たく自分勝手な言い訳ばかり。ホントしょ〜もない兄ちゃんや。結局目玉の入ってない龍のすじぼりだけが残った亮。彼は鏡に映る背中を見て何を思うんだろう。 …続きを読む
    mike
    2024年10月14日
    75人がナイス!しています
  • 北九州の三流大学に通う亮と和也と翔平の三人。アホ大学でも単位を取らんな、卒業も出来へんし企業の内定ももらえない。かといって勉強するわけでもないこの三人組「サーティーン」というクラブに大麻を盗みにい行こ 北九州の三流大学に通う亮と和也と翔平の三人。アホ大学でも単位を取らんな、卒業も出来へんし企業の内定ももらえない。かといって勉強するわけでもないこの三人組「サーティーン」というクラブに大麻を盗みにい行こうと話がまとまり決行したのはいいが、このクラブのケツ持ちをしているヤクザに追われる羽目に。そして速水組という同系列だが対立しているヤクザに助けを求める。亮がどこかでけじめをつければそこまでならないものを、踏ん切りが悪いものやから最後は組同士の抗争に発展してしまう。良し悪しは別としてシュッと読めます。そんだけ。 …続きを読む
    reo
    2018年02月12日
    16人がナイス!しています
  • 青春極道小説・・・と言いながら本格極道小説だった。 人次々死んじゃうし結構本格的なかちこみやるし・・・男気のある出演者が多かっただけに残念。ハードボイルドの心づもりが無かったので読むのに心が苦しかった 青春極道小説・・・と言いながら本格極道小説だった。 人次々死んじゃうし結構本格的なかちこみやるし・・・男気のある出演者が多かっただけに残念。ハードボイルドの心づもりが無かったので読むのに心が苦しかった。 …続きを読む
    はな
    2018年08月14日
    11人がナイス!しています

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