酒の日本文化 知っておきたいお酒の話

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年09月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784044064013
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酒の日本文化 知っておきたいお酒の話

  • 著者 神崎 宣武
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年09月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784044064013

お酒が飲まれ続けてきたのにはわけがある。日本酒にまつわる文化を知る本。

今日では芳醇な吟醸酒を少量たしなむのが好まれるが、薄目酒であった江戸の大酒飲みは、酒くらべでなんと3升も4升も飲んだという。お酒にまつわる習慣や文化は、時代によって大きく様変わりしてきた。その日本酒の原点を、神と「まつり」と酒宴にもとめ、民俗学的な視点から、酒と肴の関係や酒宴の移り変わり、飲酒習慣の変化、醸造の話や食文化とのかかわりなどを含蓄豊かに語り、お酒とその周辺の文化をやさしく説く。 今日では芳醇な吟醸酒を少量たしなむのが好まれるが、薄目酒であった江戸の大酒飲みは、酒くらべでなんと3升も4升も飲んだという。お酒にまつわる習慣や文化は、時代によって大きく様変わりしてきた。その日本酒の原点を、神と「まつり」と酒宴にもとめ、民俗学的な視点から、酒と肴の関係や酒宴の移り変わり、飲酒習慣の変化、醸造の話や食文化とのかかわりなどを含蓄豊かに語り、お酒とその周辺の文化をやさしく説く。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

一 酒と神──祭りと酒の原風景
御神酒あがらぬ神はなし
御神酒のもとは一夜酒
飯も酒も餅も原料は米
神酒を製造する神社
田出宇賀神社の酒造りと祭り
酒造りもまた神事

二 神と酒と人──酒宴と酒肴の構図
浴衣がけカラオケ大会の不思議
直会と饗宴が連なることでの混乱
神さま仏さまご先祖さまと宴会の席次
古くは酒の肴は米と塩
風流も酒肴のひとつ
出陣の酒、出立ちの酒
宴会席の料理は盛りつけ次第
飲酒の街区、花柳街の形成
江戸っ子の大酒と薄目酒
酒宴習俗の完成は明治期

三 人と酒──醸造と保存の技術
酒造りの工夫と苦労
夏の米づくり、冬の酒造り
米と水、こうじともと
日本酒独特の技法は火入れ
こうじ酒は高湿度文化の華
日本酒暗黒の時代から復権の時代へ

主要参考文献
あとがき
文庫版あとがき

「酒の日本文化 知っておきたいお酒の話」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 日本酒と日本人の関係性や、日本酒文化の変遷についてまとめた一冊です。日本の宴会の二重構造(礼講と無礼講)の話がおもしろかったです。本来はハレの日にカミと相伴するものであったお酒。その歴史に思いを馳せなが 日本酒と日本人の関係性や、日本酒文化の変遷についてまとめた一冊です。日本の宴会の二重構造(礼講と無礼講)の話がおもしろかったです。本来はハレの日にカミと相伴するものであったお酒。その歴史に思いを馳せながら日本酒をちびちび飲みたい気分です。 …続きを読む
    ゆきこ
    2016年05月24日
    8人がナイス!しています
  • 信頼と実績の角川ソフィア文庫による、日本酒を通して日本の食文化まで幅広く網羅した本。白米は本来ハレの日の食べ物であり、神仏に供えるものであり、主食になってからまだ日の浅い食べ物である。酒も同じで、日常 信頼と実績の角川ソフィア文庫による、日本酒を通して日本の食文化まで幅広く網羅した本。白米は本来ハレの日の食べ物であり、神仏に供えるものであり、主食になってからまだ日の浅い食べ物である。酒も同じで、日常的に飲まれるようになったのは日清日露戦争あたりから。戦争が日本酒を普及させたというのはいかにも皮肉だなと思いました。そして戦後の金魚酒に始まる粗悪な日本酒の話も興味深かったです。また掘り下げて学びたいですね。 …続きを読む
    ぽんぽこ
    2022年05月24日
    3人がナイス!しています
  • 酒作りという視点を通して見る日本の食文化と習慣、そして信仰行事。礼講あっての無礼講とか、本来の意味から離れてしまったものの意義を考え直すのは面白い。 酒作りという視点を通して見る日本の食文化と習慣、そして信仰行事。礼講あっての無礼講とか、本来の意味から離れてしまったものの意義を考え直すのは面白い。
    さんとのれ
    2019年12月16日
    2人がナイス!しています

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