脳髄工場

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年03月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784043470075
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脳髄工場

  • 著者 小林 泰三
  • イラスト 森山 由海
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年03月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784043470075

ホラー小説の名手が3年の沈黙を破って放つ狂気と戦慄の作品集

近未来。犯罪抑制のために開発された「人工脳髄」。天然脳を持つ少年を待ち受ける運命とは? 人間に潜む深層を鋭く抉った表題作ほか、過去から未来、そして宇宙までを舞台に名手が描く怪異と論理の競演! 近未来。犯罪抑制のために開発された「人工脳髄」。天然脳を持つ少年を待ち受ける運命とは? 人間に潜む深層を鋭く抉った表題作ほか、過去から未来、そして宇宙までを舞台に名手が描く怪異と論理の競演!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「脳髄工場」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 本作は単なるホラーではなく、すごく考えさせられる不気味な作品が多かった。今回のテーマは、人間には自由意志があるのかどうかだ。あたかも皆、自由意志を持って自分なりの感想を書いていると思ってるかもしれない 本作は単なるホラーではなく、すごく考えさせられる不気味な作品が多かった。今回のテーマは、人間には自由意志があるのかどうかだ。あたかも皆、自由意志を持って自分なりの感想を書いていると思ってるかもしれないが、実は誰かのシナリオ通りに動かされているのかもしれない。もしかしたら、自由意志など存在しないかもしれない。それは誰にもわからないのだ。 …続きを読む
    てち
    2021年07月05日
    117人がナイス!しています
  • 小林泰三さん、二冊目の著書読了。SFホラーサスペンスと言うのだろうか? そんな11篇からなる短編集。面白かった作品もあったし逆に意味不明って言う作品もあった。『同窓会』『声』は短いストーリーながらもツボ 小林泰三さん、二冊目の著書読了。SFホラーサスペンスと言うのだろうか? そんな11篇からなる短編集。面白かった作品もあったし逆に意味不明って言う作品もあった。『同窓会』『声』は短いストーリーながらもツボにはまった感じ。『アルデバランから来た男』『友達』も個人的には楽しめた作品だった。世にも奇妙な物語的な感じで読後感決して悪くない一冊だった。それにSFポイッのも斬新で楽しめた。☆☆☆★★ …続きを読む
    mr.lupin
    2020年02月25日
    48人がナイス!しています
  • ホラー短編11作収録。不可思議で奇怪な設定の世界を当たり前のように書くことで「普通」の価値観を揺らがされる。終始淡々として盛り上がりに欠けるが、だからこそ生まれる薄気味悪い感触と後味の悪さが今回も心地よ ホラー短編11作収録。不可思議で奇怪な設定の世界を当たり前のように書くことで「普通」の価値観を揺らがされる。終始淡々として盛り上がりに欠けるが、だからこそ生まれる薄気味悪い感触と後味の悪さが今回も心地よい。ありがちな設定・展開が多いものの、意思や存在の証明を問われる不安感と見てはいけない世界を覘く期待感の煽り方は毎度の如く絶妙だった。でも、著者の他作品に比べると全体的にちょっと物足りなかったのは否めない。情緒を調整する人口脳髄が普及した世界を描く表題作、ペットや子供を人工玩具で作る『綺麗な子』が特に好き。 …続きを読む
    みや
    2019年08月19日
    46人がナイス!しています

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