聞かなかった場所

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2004年10月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041227572
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聞かなかった場所

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2004年10月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041227572

妻の死の真相を追って運命に翻弄される一人の男。力作長編。

農林省の係長・浅井が妻の死を知らされたのは、出張先の神戸であった。外出先での心臓麻痺による急死とのことだったが、その場所は、妻から一度も聞いたことのない町だった。一官吏の悲劇を描くサスペンス長編。 農林省の係長・浅井が妻の死を知らされたのは、出張先の神戸であった。外出先での心臓麻痺による急死とのことだったが、その場所は、妻から一度も聞いたことのない町だった。一官吏の悲劇を描くサスペンス長編。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「聞かなかった場所」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 再読。読む度面白さを増す。週刊朝日に昭和45年から連載されたシリーズ。浅井は農林省係長。ノンキャリアだが実務のエキスパートとして頼られる存在。出張先の宴会の席で妻の死を知る。妻が死んだのは聞いたことのな 再読。読む度面白さを増す。週刊朝日に昭和45年から連載されたシリーズ。浅井は農林省係長。ノンキャリアだが実務のエキスパートとして頼られる存在。出張先の宴会の席で妻の死を知る。妻が死んだのは聞いたことのない場所。昼間妻がよく外出していたことが気になり始める。調べ始めたことから追う側から追われる側に。解説にある一文「人間というものは、いつ不運の波におそわれるかもしれない。最後の日がくるまで、幸ある者とよぶことはできない」に、立場一転の怖さを感じる。穏やかな日々がそうでなかったとしても自分を見失ってはいけない。 …続きを読む
    レモングラス
    2023年03月28日
    78人がナイス!しています
  • あーあほやなあ…農水省でノンキャリアでがんばって課長補佐なった浅井。いろいろ気きく小まめな性格が裏目にでて最後はおもきし墓穴…にしてもやっぱ清張さん、話の展開のドキドキ感がすごいわあ!出だしは出張中にぜ あーあほやなあ…農水省でノンキャリアでがんばって課長補佐なった浅井。いろいろ気きく小まめな性格が裏目にでて最後はおもきし墓穴…にしてもやっぱ清張さん、話の展開のドキドキ感がすごいわあ!出だしは出張中にぜんぜん縁のない町で死亡した妻の死の謎を浅井がおっかけるとこから。ちょっとした伏線から見事真相を見抜いたのはええねんけど…途中からいきなり攻守交替、今度はこそこそ逃げ回る立場に…浅井もこまめに手うってがんばったんやけどなあ…清張さんの犯人はついつい応援したなるけど最後は…(泣)このドキドキ感やみつきかも… …続きを読む
    大阪魂
    2020年05月04日
    39人がナイス!しています
  •  これは昭和45年に連載された年代物。ふと思い出したのは、作家・カトリーヌアルレーの『目には目を』。追う側から追われる側に変わる内容はそのものだなと思った。追われる側になった浅井の奇怪な言動や行動、復讐  これは昭和45年に連載された年代物。ふと思い出したのは、作家・カトリーヌアルレーの『目には目を』。追う側から追われる側に変わる内容はそのものだなと思った。追われる側になった浅井の奇怪な言動や行動、復讐心や嫉妬の入り乱れた心情は巻末までそのまま駆け抜けていく。面白かった。 …続きを読む
    ナキウサギ
    2021年11月03日
    37人がナイス!しています

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