ピンク・バス

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2004年06月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
192
ISBN:
9784043726028
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ピンク・バス

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2004年06月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
192
ISBN:
9784043726028

今最も注目される作家、初期中編集!

夫・タクジとの間に子を授かり浮かれるサエコの家に、タクジの姉・実夏子が突然訪れてくる。不審な行動を繰り返す実夏子。その言動に対して何も言わない夫に苛つき、サエコの心はかき乱されていく。 夫・タクジとの間に子を授かり浮かれるサエコの家に、タクジの姉・実夏子が突然訪れてくる。不審な行動を繰り返す実夏子。その言動に対して何も言わない夫に苛つき、サエコの心はかき乱されていく。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ピンク・バス」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 二つの中編。突然やって来た夫の姉に、心をかき乱される妊婦を描いた『ピンク・バス』。自分捜しをこじらせてきた妊婦のサエコの過去にはあまり共感はできず、夫、タクジもなんだかねぇ。そこにジワジワ侵食していく 二つの中編。突然やって来た夫の姉に、心をかき乱される妊婦を描いた『ピンク・バス』。自分捜しをこじらせてきた妊婦のサエコの過去にはあまり共感はできず、夫、タクジもなんだかねぇ。そこにジワジワ侵食していく姉の得たいの知れない行動や言葉が不気味。ファンタジーな結末ながら読後感はゾワゾワ。20年間で10人の死に顔を見たという主人公の諦念や人間関係を描いた『昨夜はたくさん夢を見た』。ほんの少し前の学生たちの生活ですね。今の若い人たちには共感できないだろうなぁと思いつつも、角田さんの人物描写の上手さに感心し読了。 …続きを読む
    Ikutan
    2016年04月12日
    66人がナイス!しています
  • 初めての妊娠が判明したタイミングで、何年も行方不明で音信不通だった夫の姉が転がり込んできた。以前読んだ、近藤史恵「はぶらし」を思い出したが、その変わり者っぷりは少々違っていて、こちらは「イラっとくる」 初めての妊娠が判明したタイミングで、何年も行方不明で音信不通だった夫の姉が転がり込んできた。以前読んだ、近藤史恵「はぶらし」を思い出したが、その変わり者っぷりは少々違っていて、こちらは「イラっとくる」ではなく「不安になる」方向。結局彼女は何者だったんだ!?と思ったが、ヒロインのサエコもいろんな人格を演じながら生きてきたという不気味な人物。特に大学生の時にホームレスを彼氏とし、一年くらい一緒にホームレス生活をして、ある日違和感を感じて元の生活に戻るという離れ業をやってのけたエピソードは強烈だった。 …続きを読む
    NADIA
    2018年12月05日
    54人がナイス!しています
  • 3/8が角田光代さんの誕生日とのことで読み始めた。 「ピンクのバス」と「昨夜はたくさん夢を見た」の2編。多感な時期だったり、不安定な時期だったり、まあ色々あるわな。 「ピンクのバス」は、主人公のサエコが怖か 3/8が角田光代さんの誕生日とのことで読み始めた。 「ピンクのバス」と「昨夜はたくさん夢を見た」の2編。多感な時期だったり、不安定な時期だったり、まあ色々あるわな。 「ピンクのバス」は、主人公のサエコが怖かった。過去を含めた行動も精神状態も怖い。実夏子の言う『気味が悪い』の方がまだ理解はできる。 …続きを読む
    mihya
    2023年03月09日
    50人がナイス!しています

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