とんび

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年10月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
384
ISBN:
9784048738910

とんび

  • 著者 重松 清
  • ブックデザイン 高柳 雅人
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年10月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
384
ISBN:
9784048738910

魂が涙する! 日本一不器用で愛すべき父親の半生

昭和37年、28歳のヤスさんに長男アキラ誕生。この日から、「とんび」と「鷹」の長い旅路がはじまった――。著者自らが歩んできた時代へのオマージュを込め、魂で描ききった、愛すべき父親の物語。 昭和37年、28歳のヤスさんに長男アキラ誕生。この日から、「とんび」と「鷹」の長い旅路がはじまった――。著者自らが歩んできた時代へのオマージュを込め、魂で描ききった、愛すべき父親の物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「とんび」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • お涙ちょうだいではないのに涙腺を刺激される。ドラマの場面を思い出しながら読み進めた。私は親として子供を寒さから守ってあげただろうか…手を差しのべてお互いの温もりを感じただろうかと我が身に置き換えてしま お涙ちょうだいではないのに涙腺を刺激される。ドラマの場面を思い出しながら読み進めた。私は親として子供を寒さから守ってあげただろうか…手を差しのべてお互いの温もりを感じただろうかと我が身に置き換えてしまった。子供の頃は一人で大きくなったような生意気な気持ちを正直持ったこともある。親になり、初めて自分よりも守らないといけないものができて、やっと両親の思いを考えるようになった。愛した人とみんな元気で不自由なく暮らすことも幸せかもしれないが、大事な人を悲しませない暮らしをすることも幸せのひとつかもしれない。 …続きを読む
    あつひめ
    2013年06月29日
    175人がナイス!しています
  • 父子ものは号泣が定番ですが、この話からは泣かされたというよりは親子関係や友人の大切さを考えさせられた。もちろん涙を抑えきれない場面はあったものの、アキラのベタベタではない父親からの距離間が「お涙頂戴」 父子ものは号泣が定番ですが、この話からは泣かされたというよりは親子関係や友人の大切さを考えさせられた。もちろん涙を抑えきれない場面はあったものの、アキラのベタベタではない父親からの距離間が「お涙頂戴」話に終始しなかったように思う。なかなか子離れできない父と父の心情は理解するものの、自分の人生を貫ぬこうとする息子の周りを固める人たちの善意が胸にしみる。ひと時も離れず暮らすことばかりが愛情ではない。適度な心の距離感こそが、良い意味で喜びや幸福を感じさせるのかもしれない…。加えて、広島弁がお似合いの話でした。 …続きを読む
    myunclek
    2014年05月10日
    139人がナイス!しています
  • 妻を亡くした男と、その息子の成長物語を鮮やかに描いた作品でした。 何気ない日常がきめ細かに描かれていて、共感できるところが沢山ありました。 読んでよかったと思える、素敵な作品でした。 妻を亡くした男と、その息子の成長物語を鮮やかに描いた作品でした。 何気ない日常がきめ細かに描かれていて、共感できるところが沢山ありました。 読んでよかったと思える、素敵な作品でした。
    そのぼん
    2012年06月04日
    120人がナイス!しています

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