神祭

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2003年06月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784041932094
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神祭

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2003年06月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784041932094

土佐の魔術的世界。

土佐・嬉才野村に住む老女の脳裏に甦る四十年前の「神祭」の奇妙な記憶。盆の日、山中に忽然と消えた公務員・定一。彼は神隠しにあったのか、それとも。神秘と幻想美あふれる土俗世界を描いた珠玉の短編集。 土佐・嬉才野村に住む老女の脳裏に甦る四十年前の「神祭」の奇妙な記憶。盆の日、山中に忽然と消えた公務員・定一。彼は神隠しにあったのか、それとも。神秘と幻想美あふれる土俗世界を描いた珠玉の短編集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「神祭」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ☆☆☆★ 高知を舞台にした土俗的な作品集。首を切られた鶏が時空を超えて駆けまわる「神祭」、沼の端に住む未亡人との性的な邂逅と火事に強いエロスを感じる「火鳥」、消息を絶ち中途半端な件(くだん)のような存在に ☆☆☆★ 高知を舞台にした土俗的な作品集。首を切られた鶏が時空を超えて駆けまわる「神祭」、沼の端に住む未亡人との性的な邂逅と火事に強いエロスを感じる「火鳥」、消息を絶ち中途半端な件(くだん)のような存在になる「隠れ山」、白痴のヒサの性的な遍歴「紙の町」、よさこい祭りで外人を殺してしまった教え子の遍歴をたどる「祭りの記憶」。 …続きを読む
    メタボン
    2018年09月13日
    34人がナイス!しています
  • 土佐が舞台の短編集。幻想的な雰囲気で、どろっとした薄気味悪さが残る。「隠れ山」のラストがちょっともやもや。 土佐が舞台の短編集。幻想的な雰囲気で、どろっとした薄気味悪さが残る。「隠れ山」のラストがちょっともやもや。
    うさっち
    2016年12月31日
    18人がナイス!しています
  • 5編とも外れはなく、どれも読み応え十分。表題作の首の無い鶏のアイデア、「火鳥」の南国を舞台にした少年の性の目覚めとギラギラした情欲の話、「紙の町」の知恵遅れの女ヒサが辿ってきた人生譚、「祭りの記憶」の 5編とも外れはなく、どれも読み応え十分。表題作の首の無い鶏のアイデア、「火鳥」の南国を舞台にした少年の性の目覚めとギラギラした情欲の話、「紙の町」の知恵遅れの女ヒサが辿ってきた人生譚、「祭りの記憶」の引退した教師が遭遇する蓮浜という一見善良な町民が行ったある秘密、等々非常にコクがある。そして個人的なベスト作品は「隠れ山」。これらの話は全て何かが解決するわけでもなく、物事は起こった後も、そのまま秘密のままに残される。本格ミステリとは対極に位置するが、これもまたミステリ。謎は謎のままなのが世の常なのだ。 …続きを読む
    Tetchy
    2009年11月08日
    13人がナイス!しています

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