第4の神話

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2002年12月25日
判型:
文庫判
ページ数:
480
ISBN:
9784041959022
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第4の神話

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2002年12月25日
判型:
文庫判
ページ数:
480
ISBN:
9784041959022

急逝した美貌の女性流行作家。華やかな姿に秘られた孤独とは――。

40歳に手が届く女性ライターが、急逝した美貌の女性流行作家の評伝を書くことになった。華やかな姿ばかりが目に付く彼女だったが、その裏側には想像を絶する孤独があった。 40歳に手が届く女性ライターが、急逝した美貌の女性流行作家の評伝を書くことになった。華やかな姿ばかりが目に付く彼女だったが、その裏側には想像を絶する孤独があった。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

  • ニコニコカドカワ祭り2025

「第4の神話」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 美貌の女性作家、夏木柚香。彼女は人気絶頂のベストセラー作家であるばかりか、家庭にも恵まれ富と名声を欲しいままにしていた。これが第1の神話である。ここから、しだいに彼女の実相が明らかになってゆき、究極は 美貌の女性作家、夏木柚香。彼女は人気絶頂のベストセラー作家であるばかりか、家庭にも恵まれ富と名声を欲しいままにしていた。これが第1の神話である。ここから、しだいに彼女の実相が明らかになってゆき、究極は第4の神話に結実する物語。彼女を小説の軸にしながら、さらに2つのディメンションが描かれる。それを書く売れないライターの万智子と、出版会の実情がそれである。終盤では、これに新たに芸術までが付与されてゆくといった念の入った重層性である。そして終章で、この小説の通俗的なありきたり感を一気に昇華させる手腕は見事。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2017年12月15日
    321人がナイス!しています
  • タイトルから隠された秘密がどんどん暴露されていくと思ったが、意外な展開にのめり込んだ。作家やライター、芸術家たちと異色でありちょっと手に届かない高貴な芸術を感じさせながら、亡くなった人気美人作家の隠さ タイトルから隠された秘密がどんどん暴露されていくと思ったが、意外な展開にのめり込んだ。作家やライター、芸術家たちと異色でありちょっと手に届かない高貴な芸術を感じさせながら、亡くなった人気美人作家の隠されていた素顔を追っていく様子はメリハリがあっていいと思う。しかし後半は能がメインの話題になりシラけてしまった。筆者の力量は充分に感じたが、後味はあまり良くない。 …続きを読む
    James Hayashi
    2017年03月23日
    30人がナイス!しています
  • 美貌の流行作家。リアルでは誰だろう?そんな事を思いながら読破。誰でも第二の仮面位あるだろうが、第四面までとは!一面ずつ剥がされていく度に、発見するもの、覆い隠していた心情が露わになり、本人の空虚さがど 美貌の流行作家。リアルでは誰だろう?そんな事を思いながら読破。誰でも第二の仮面位あるだろうが、第四面までとは!一面ずつ剥がされていく度に、発見するもの、覆い隠していた心情が露わになり、本人の空虚さがどんどん虚しく広がって行くのが悲しかった。 …続きを読む
    barabara
    2012年09月27日
    14人がナイス!しています

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