角川文庫

インドクリスタル 上

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年01月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
496
ISBN:
9784041060636
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角川文庫

インドクリスタル 上

  • 著者 篠田 節子
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2018年01月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
496
ISBN:
9784041060636

因習と開発、資本と搾取の間で揺れるインドが舞台のビジネス冒険エンタメ!

社運を賭け、巨大ビジネスとなる惑星探査用の高純度人工水晶開発のためマザークリスタルの買い付けを行う山峡ドルジェ社長・藤岡。
インドのある町から産出された高品質の種水晶を求め現地に向かう。
宿泊所で娼婦として遣わされた少女ロサ。彼女は類稀なる知力を持つ不思議な存在で、更に以前地方の村で目撃した「生き神」だった。
鉱山からの帰途に遭難した藤岡はロサの能力に助けられることになる。

ロサを通訳兼案内人として村人との交渉に挑む藤岡だが、商業倫理や契約概念のない先住民相手のビジネスに悪戦苦闘する。
直面するのは、貧富の格差、男尊女卑、中央と地方の隔たり、資本と搾取の構造──まさに世界の縮図というべき過酷な現実だった。


鉱物ビジネスを巡る命を懸けた駆け引き。
古き因習と最先端ビジネスの狭間で蠢く巨大国家の闇に切り込む、超弩級のビジネスエンタメ!


〈第10回 中央公論文芸賞受賞作〉


おすすめコメント

インドの土俗とグローバル経済が闇の奥で激突する、桁外れのアジアン・ノワールだ!
――高野秀行(ノンフィクション作家)

ヒロイン像が圧巻だ。ラストまで一気読みの傑作である。
――北上次郎(「本の旅人 2015年1月号」書評より)

世界は善悪の二元論では収まらないことを、この小説は強く訴えかけてくる。
――垣根涼介(作家)

この本は、そう遠くはない未来に大勢の日本人が直面するであろう現実を残酷なまでに示す「グローバル・ミステリ」だ。
――石井光太(作家)

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「インドクリスタル 上」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 篠田節子さん初読み。吸引力のあるビジネス冒険エンタメ小説、がっつりの読み応えです。工業用の高純度水晶を探す藤岡はインドに赴き、紆余曲折の末にようやくコドゥリ村という小さな村で満足のいく水晶を見つける。 篠田節子さん初読み。吸引力のあるビジネス冒険エンタメ小説、がっつりの読み応えです。工業用の高純度水晶を探す藤岡はインドに赴き、紆余曲折の末にようやくコドゥリ村という小さな村で満足のいく水晶を見つける。インドの階級社会の厳しさ、女性蔑視、混沌とした治安、金と人脈が全てのビジネスなど、インド社会の雰囲気は香辛料の匂いさえ感じられるほど臨場感満点。騙し騙されは当たり前のインド流のシビアな交渉にどこまで食い込めるのか。生き神をしていたロサの運命も気になるところ。下巻へ♪ …続きを読む
    naoっぴ
    2018年03月14日
    77人がナイス!しています
  • ビジネスエンタメと銘打つ本作、ちょっとハード系かと躊躇したが、インドの文化、因習、民族間のやり取りなどがスパイシーな香りが感じられる物語に引き込まれ読了。下巻も楽しみ。 ビジネスエンタメと銘打つ本作、ちょっとハード系かと躊躇したが、インドの文化、因習、民族間のやり取りなどがスパイシーな香りが感じられる物語に引き込まれ読了。下巻も楽しみ。
    カブ
    2019年04月28日
    43人がナイス!しています
  • 宝石研磨加工から精密機械部品製造へ、甲府という地方都市ながら社運を賭け世界的ビジネスを考慮。ストーリーは人工水晶から惑星探査用の水晶振動子を作る為、高純度の水晶を求められインドへ。ビジネス冒険エンタメ 宝石研磨加工から精密機械部品製造へ、甲府という地方都市ながら社運を賭け世界的ビジネスを考慮。ストーリーは人工水晶から惑星探査用の水晶振動子を作る為、高純度の水晶を求められインドへ。ビジネス冒険エンタメ小説。著者らしく重厚な作りで飽きさせない。インドの底が抜けたような階層社会を見せ付けられ、カルチャーショックを受けながらリスキーな展開も見受けられる。国際的なビジネス感覚では通じないインドで、現地であった不思議な少女の指南は導きを与える。下巻へ。 …続きを読む
    James Hayashi
    2018年06月02日
    33人がナイス!しています

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読者モニターレビュー

海外赴任経験者のわたしがお勧めします。これから海外に仕事で行かれる方、海外在籍の方、新しいビジネス書として持参してください。最後まで飽きのこない展開に、1250枚を一気に読んでしまいました。――劇団2人

凄い濃厚なストーリー。インドと日本の違いは文化の違いの一言だけで説明できるようなものじゃなかった。そんな中で、繰り広げられるインド人とのビジネスと天才的な少女との出会い。様々な身分と思惑をもった人達が絡み合い、先が読めない展開だった。――わらび餅

今まで知らなかったことだらけで、実際のインドの難しさをすごく感じました。インドに階級制度があることは知っていたけれど、ここまで残酷に分かれているとは思っていなかったし、暗闇の部分がなくなることは永遠にない気がしました。本で暮らすことのありがたさを、つくづく感じました。――みょん

著者紹介

篠田 節子(しのだ せつこ)

1955年東京生まれ。90年『絹の変容』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。
97年『ゴサインタン―神の座―』で山本周五郎賞、『女たちのジハード』で直木賞、2009年『仮想儀礼』で柴田錬三郎賞、11年『スターバト・マーテル』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に『夏の災厄』『第4の神話』『ブラックボックス』『長女たち』など多数。

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