ぼっけえ、きょうてえ

第6回 日本ホラー小説大賞
2000年 第13回 山本周五郎賞

ぼっけえ、きょうてえ

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1999年10月28日
判型:
四六判
ページ数:
224
ISBN:
9784048731942

第6回 日本ホラー小説大賞
2000年 第13回 山本周五郎賞

ぼっけえ、きょうてえ

  • 著者 岩井 志麻子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1999年10月28日
判型:
四六判
ページ数:
224
ISBN:
9784048731942

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ぼっけえ、きょうてえ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の一・和編〉怪談イベントに、本作で参加。話題作だったのに何故か未読だった。これはホラーというより怪談だ。このイベントにピッタリじゃないか。明治期の地方を舞台に、陰惨な世 【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の一・和編〉怪談イベントに、本作で参加。話題作だったのに何故か未読だった。これはホラーというより怪談だ。このイベントにピッタリじゃないか。明治期の地方を舞台に、陰惨な世界が描かれる。異形な姿に見え隠れする、人の心の怖さ。表紙の絵も、ぼっけえ、ぎょうてえ。 …続きを読む
    keroppi
    2021年07月01日
    86人がナイス!しています
  • 岡山地方の方言で「とても、怖い」という意味のタイトル。4篇の短編はどれも分かりやすくぞっとするような怖さというよりも、どこかねっとりと纏わりつくような不気味さを感じる。それはどれもこれも人間の業という 岡山地方の方言で「とても、怖い」という意味のタイトル。4篇の短編はどれも分かりやすくぞっとするような怖さというよりも、どこかねっとりと纏わりつくような不気味さを感じる。それはどれもこれも人間の業というものを感じさせるからだろうか。狭く、閉鎖的な社会の仄暗さに、その土地の言葉が生々しさを加えていて、何とも言えない雰囲気に仕上がっていると思う。ああ、人間という存在は、なんて愚かで哀しい生き物なんだろう。求めていた怖さとはちょっと違ったたけれど、どの作品も面白かった。特に「密告函」と「あまぞわい」がお気に入り。 …続きを読む
    2020年08月17日
    65人がナイス!しています
  • 【山本周五郎賞・日本ホラー小説大賞作品】不気味すぎる表紙、そして四作ともホラー小説大賞にふさわしい、恐ろしさ満点。読解力が足りないせいか、表題作はよくわからぬまま終わってしまったが、次の「密告函」は心 【山本周五郎賞・日本ホラー小説大賞作品】不気味すぎる表紙、そして四作ともホラー小説大賞にふさわしい、恐ろしさ満点。読解力が足りないせいか、表題作はよくわからぬまま終わってしまったが、次の「密告函」は心底ぞっとした。 …続きを読む
    おいしゃん
    2015年01月02日
    63人がナイス!しています

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