遠き落日(上)

1980年 第14回 吉川英治賞

遠き落日(上)

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1982年09月14日
判型:
文庫判
ページ数:
320
ISBN:
9784041307144
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1980年 第14回 吉川英治賞

遠き落日(上)

  • 著者 渡辺 淳一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1982年09月14日
判型:
文庫判
ページ数:
320
ISBN:
9784041307144
猪苗代湖畔の貧農の家に生まれ、苦難の中上京、医学の階段を登りアメリカへ。異境での超人的な研究と活躍、野口英世の劇的な生涯と医学と人間性を鋭く描破した、吉川英治賞受賞。 猪苗代湖畔の貧農の家に生まれ、苦難の中上京、医学の階段を登りアメリカへ。異境での超人的な研究と活躍、野口英世の劇的な生涯と医学と人間性を鋭く描破した、吉川英治賞受賞。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「遠き落日(上)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 毎日お顔を見るけれど、その功績はあまり知られていない…。体が不自由だけど、頭が良くて…。貧しいながらも、何とか医師になる。母親の負い目、ずる賢さ、壊滅的な金銭感覚。野口英世はこういう青年期を過ごしていた 毎日お顔を見るけれど、その功績はあまり知られていない…。体が不自由だけど、頭が良くて…。貧しいながらも、何とか医師になる。母親の負い目、ずる賢さ、壊滅的な金銭感覚。野口英世はこういう青年期を過ごしていたんだと驚いてしまった。まぁ、下巻での彼の活躍を期待して。 …続きを読む
    美雀(みすず)
    2014年09月26日
    48人がナイス!しています
  • 渡米しペンシルベニア大学の正式な助手として採用され、ヨーロッパに留学するところで上巻が終わる。しかし、借金の天才とか言われて、借金に対する図々しさというか、そのことに関しては人格が破綻してる。語学を学 渡米しペンシルベニア大学の正式な助手として採用され、ヨーロッパに留学するところで上巻が終わる。しかし、借金の天才とか言われて、借金に対する図々しさというか、そのことに関しては人格が破綻してる。語学を学べば天才的で、勉学に対しても努力型の天才なのは認めるが、人間的に酷すぎて驚いた。 …続きを読む
    Kau
    2024年11月22日
    16人がナイス!しています
  • 30年ほど前に読み、今回再読。野口英世の生涯を描いた小説。野口英世といえば50代以上の人にとっては子供向け伝記の定番で、逆境を努力の末跳ね返し成功した人物のイメージがある。本書は海外取材や資料調査を相当に 30年ほど前に読み、今回再読。野口英世の生涯を描いた小説。野口英世といえば50代以上の人にとっては子供向け伝記の定番で、逆境を努力の末跳ね返し成功した人物のイメージがある。本書は海外取材や資料調査を相当にしたうえで書かれており、子供向け伝記のイメージが覆る。お金の使い方がわからず臆面もなく借金を繰り返し(しかも踏み倒す)、努力はするが虚栄心も強い。左手の火傷の手術も、当時の医学の限界があったことは興味深い。医師である著者ならではの内容と思う。海外に出ていよいよ本格的な研究が始まる。 …続きを読む
    てん06
    2025年11月05日
    15人がナイス!しています

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