海と毒薬

海と毒薬

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1960年07月19日
判型:
文庫判
ページ数:
176
ISBN:
9784041245019
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海と毒薬

  • 著者 遠藤 周作
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1960年07月19日
判型:
文庫判
ページ数:
176
ISBN:
9784041245019

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「海と毒薬」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • よくひとの死ぬ時代だった。病院のなかでも外でも、毎日のように誰かしらが死んでいった。病気で、空襲で、戦争で。たださえ死と身近な医師たちは、命を軽んじるようになった。捕虜の生体解剖。そのデータが戦場の多 よくひとの死ぬ時代だった。病院のなかでも外でも、毎日のように誰かしらが死んでいった。病気で、空襲で、戦争で。たださえ死と身近な医師たちは、命を軽んじるようになった。捕虜の生体解剖。そのデータが戦場の多くの命を救う、などといって、おぞましい実験はたやすく正当化されていった。地獄への道はいつだって善意で塗り固めれている。その道へふたたび踏み込まないために、わたしたちは十分気をつけなければならない。その実験をやった人びとだって、わたしたちとどこもちがったところのない、普通の日本人であったのだから。 …続きを読む
    こーた
    2018年07月08日
    183人がナイス!しています
  • 3月読書会本。去年ETV特集で見た戦時中の九大生体解剖事件をベースにした小説だという前知識のみありました。普通に読み始めて「僕」が主人公かと思いきや、時代は戦中へ。基本は勝呂という研究生主観の文章、と 3月読書会本。去年ETV特集で見た戦時中の九大生体解剖事件をベースにした小説だという前知識のみありました。普通に読み始めて「僕」が主人公かと思いきや、時代は戦中へ。基本は勝呂という研究生主観の文章、ときに上田(看護婦)、戸田(研究生)主観の文章が入ります。題名の「海」と「毒薬」はそれぞれ何を射しているのか。事件の呵責をその後もずっと背負っているらしい勝呂を中心に据え、「罰は恐れながら罪を恐れない習性」を戦争という虚無の中でも発揮した日本人の姿を淡々とした筆致で描き出す、とても恐ろしい小説でした。 …続きを読む
    Voodoo Kami
    2016年03月18日
    13人がナイス!しています
  • 遠藤周作は初めて シンプルな文体で社会派と印象 実在の事件が元だが、創作の部分が多く、視点が切り替わるのが見事に効いている 遠藤周作は初めて シンプルな文体で社会派と印象 実在の事件が元だが、創作の部分が多く、視点が切り替わるのが見事に効いている
    no5uke
    2025年07月02日
    12人がナイス!しています

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