- 著者 坂口 安吾
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 1997年12月18日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041100189
肝臓先生
- 著者 坂口 安吾
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 1997年12月18日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041100189
戦争まっただなか、どんな患者も肝臓病に診たてたことから”肝臓先生”とあだ名された赤木風雲。彼の滑稽にして実直な人間像を描き出した感動の表題作をはじめ五編を収録。安吾節が冴えわたる異色の短編集。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「肝臓先生」感想・レビュー
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どの短編も「デカダンス」が常に雰囲気として感じられました。本書から“人間ってこんなもんなんだ”ってことがこれでもかと主張されますが(多様性を知る上では良いのですが・・・)、だからこそ敢えて“人間だからこ …続きを読む2017年09月16日94人がナイス!しています
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「魔の退屈」「私は海をだきしめていたい」「ジロリの女」「行雲流水」「肝臓先生」5編収録。「私は海を〜」のみ既読。安吾の描く男女観、恋愛は女性がとにかく強い。肝が据わってる。「ジロリの女」の語り手であるゴロー三船はあ …続きを読む2019年09月06日81人がナイス!しています
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安吾先生〜ω 短編集です。表題作「肝臓先生」は、全ての病人は肝臓が腫れている!と気づき足の医者として走り回る。ラストへ向けての疾走感が良い。 いちばん好きなのは「行雲流水」ω。電車の中でマスクして読んでま …続きを読む2018年10月25日28人がナイス!しています