人間失格・桜桃

人間失格・桜桃

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1989年03月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
176
ISBN:
9784041099100
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人間失格・桜桃

  • 著者 太宰 治
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1989年03月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
176
ISBN:
9784041099100

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「人間失格・桜桃」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 神保町へのお供の一冊。『乙女の家』の主人公若菜を親友になった高橋さんがずっと「竹一」と呼び続けます。そして、物語の芯になるのは『人間失格』 高校の現国の先生が「太宰を読め」と常に言っていたので高校生の 神保町へのお供の一冊。『乙女の家』の主人公若菜を親友になった高橋さんがずっと「竹一」と呼び続けます。そして、物語の芯になるのは『人間失格』 高校の現国の先生が「太宰を読め」と常に言っていたので高校生のとき、学生のとき、結婚後 少なくとも三回は読んでいる筈なのに30年の時を経て改めて読んでみたら全然違う話のようだった。この本の解説は壇一雄。贅沢な一冊。太宰は山梨に縁のある作家である。師と仰いだ井伏鱒二は飯田蛇忽と親交の有った作家。義母は蛇忽のお弟子さんでした。 …続きを読む
    chimako
    2015年10月02日
    72人がナイス!しています
  • 人間を恐れるあまり、道下の仮面を被り続け破滅へと進んでいく葉蔵。成長するに従ってうまく立ち回れるようになるが、数々の女性の心に入り込みお金の無心や居場所を確保するようになる。なんでこんな男をと思われる 人間を恐れるあまり、道下の仮面を被り続け破滅へと進んでいく葉蔵。成長するに従ってうまく立ち回れるようになるが、数々の女性の心に入り込みお金の無心や居場所を確保するようになる。なんでこんな男をと思われるが、度々でてくる「美男子」という言葉で葉蔵を好きになってしまう女性たちの気持ちがわからなくはない。それを分かっているのか葉蔵はかなり甘え上手だと思う。 振り回された周りの人は大変だったと思うけど、見捨てられないのもわかる気がする。 解説の檀一雄の太宰との思い出話も面白かった。 …続きを読む
    2017年11月09日
    41人がナイス!しています
  • 私にとってこの本は、何故か再読してしまう本です。「イヤな事をイヤと言えず恐怖に悶える」「家族の者たちにさえ脂汗流して道化を演じる」さぞ生きづらかっただろう。同じ思いを抱く人と出会えていたら死なずにすん 私にとってこの本は、何故か再読してしまう本です。「イヤな事をイヤと言えず恐怖に悶える」「家族の者たちにさえ脂汗流して道化を演じる」さぞ生きづらかっただろう。同じ思いを抱く人と出会えていたら死なずにすんだかも。 …続きを読む
    mint-s
    2016年08月08日
    30人がナイス!しています

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