- 著者 太宰 治
- カバー写真 梅 佳代
- カバーデザイン 祖父江 慎
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 1998年06月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 224
- ISBN:
- 9784041099056
津軽
- 著者 太宰 治
- カバー写真 梅 佳代
- カバーデザイン 祖父江 慎
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 1998年06月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 224
- ISBN:
- 9784041099056
宿命の生地・津軽への思いを素直に綴った名紀行文
昭和19年、風土記の執筆を依頼された太宰は三週間にわたって津軽半島を一周した。自己を見つめ、宿命の生地への思いを素直に綴り上げた紀行文であり、著者最高傑作とも言われる感動の一冊。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「津軽」感想・レビュー
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文学っていい。太宰が風土記執筆の為故郷を訪ね歩く。親戚友人を頼りに、めっちゃお酒飲みながら。芭蕉の旅を引き合いに出したり。兄宅の古池に蛙がぽちゃりと飛び込む小さな音を聞き、芭蕉の「古池や…」の句の価値 …続きを読む2015年08月18日26人がナイス!しています
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新潮文庫版を揃えていたのに、この『津軽』だけは角川文庫にしたのは解説が町田康さんだったからです。昭和19年、30代になった太宰治は生まれ故郷の津軽を訪ねる。冒頭にまだ子供の頃、どんな子供だったかが書かれて …続きを読む2015年11月14日17人がナイス!しています
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太宰にしては明るい、精神的にも安定している時期に書かれた小説で、彼の精神の基底となっている生まれ故郷を、慈しみ、愛する気持ちが素直に表れてとても良かった。特に旅の最期に一番おいしいところとしてとってお …続きを読む2016年08月08日9人がナイス!しています