- 著者 梶 よう子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2025年11月05日
- 判型:
- 四六変形判
- ページ数:
- 344
- ISBN:
- 9784041151266
雷電
- 著者 梶 よう子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2025年11月05日
- 判型:
- 四六変形判
- ページ数:
- 344
- ISBN:
- 9784041151266
史上最強の力士には、隠された一番があった――
勝率9割6分2厘、相撲史上最強の力士・雷電為衛門。その雷電が唯一、二度敗れた相手がいた。相手の名は花頂山。後世に伝わる花頂山との戦績は、3勝2敗、そして二人の最後の取組となった1預り(その場で勝敗を付けず、保留とすること)。その1預りには、藩の思惑と力士の誇りがぶつかり合う、隠された物語があった――。
江戸時代の相撲は藩の威信を懸けた代理戦争。松江藩の江戸留守居役・石積多平太は、藩主・松平不昧が力を入れる相撲力士の育成に関わることに。過去のある出来事から相撲を憎む多平太だったが、松江のお抱え力士・雷電爲右衞門の圧倒的な強さを前に、徐々に相撲に魅入られていく。あるとき、雷電は、庄内藩の幕下力士、花頂山に敗北を喫し、更に次の場所でも花頂山に敗れてしまう。それは、相撲藩・松江藩にとっては、起きてはならぬ一大事であった。各藩の思惑渦巻く土俵の上で、雷電と花頂山は何を思うのか。藩の威信、そして一人の力士としての意地を懸けた、最後の一番の行方は――。
江戸時代の相撲は藩の威信を懸けた代理戦争。松江藩の江戸留守居役・石積多平太は、藩主・松平不昧が力を入れる相撲力士の育成に関わることに。過去のある出来事から相撲を憎む多平太だったが、松江のお抱え力士・雷電爲右衞門の圧倒的な強さを前に、徐々に相撲に魅入られていく。あるとき、雷電は、庄内藩の幕下力士、花頂山に敗北を喫し、更に次の場所でも花頂山に敗れてしまう。それは、相撲藩・松江藩にとっては、起きてはならぬ一大事であった。各藩の思惑渦巻く土俵の上で、雷電と花頂山は何を思うのか。藩の威信、そして一人の力士としての意地を懸けた、最後の一番の行方は――。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
序
第一章 土俵の外
第二章 因果の邂逅
第三章 申し合い稽古
第四章 疑惑の勝敗
第五章 横綱の行方
第一章 土俵の外
第二章 因果の邂逅
第三章 申し合い稽古
第四章 疑惑の勝敗
第五章 横綱の行方