葵の月

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年03月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041077825
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葵の月

  • 著者 梶 よう子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年03月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041077825

許婚だった男は、将軍を暗殺したのか──。注目の著者による傑作時代小説

西丸書院番組頭を務める立原家の娘、志津乃には、決して忘れることのできない男がいた。かつての許婚の坂木蒼馬は、西丸書院番士であったが、徳川家治の嗣子、家基の死を切っ掛けに突如出奔したのだ。彼を忘れられずにいる志津乃に対し、蒼馬の友人だった男は、蒼馬が家基の暗殺を疑われていることを告げるのだった――。蒼馬が出奔した真相を知るため、志津乃は彼を捜す決意をする。意外な真相が胸を打つ、傑作時代小説。 西丸書院番組頭を務める立原家の娘、志津乃には、決して忘れることのできない男がいた。かつての許婚の坂木蒼馬は、西丸書院番士であったが、徳川家治の嗣子、家基の死を切っ掛けに突如出奔したのだ。彼を忘れられずにいる志津乃に対し、蒼馬の友人だった男は、蒼馬が家基の暗殺を疑われていることを告げるのだった――。蒼馬が出奔した真相を知るため、志津乃は彼を捜す決意をする。意外な真相が胸を打つ、傑作時代小説。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「葵の月」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • なかなか面白い構成の時代小説だった。全体の柱となるのは、十代将軍家治の子で将来の将軍を嘱望されていた、家基が鷹狩の後、突如体調を崩して亡くなった。それを連作風に各章で主人公を変え、事件を語らせていると なかなか面白い構成の時代小説だった。全体の柱となるのは、十代将軍家治の子で将来の将軍を嘱望されていた、家基が鷹狩の後、突如体調を崩して亡くなった。それを連作風に各章で主人公を変え、事件を語らせているという話。そうする事で事件が立体的に浮き上がってくる。その中でも中心になるのが、書院番士として家基に可愛がられていた坂木蒼馬が突然の出奔。 蒼馬の無事を祈る許嫁、志津乃は真相を探るべく行動を起こす。他の語り部から見る物語も面白い、事件の真相はどこにあるのか?時代ミステリーのような作品。 …続きを読む
    のぶ
    2019年05月01日
    68人がナイス!しています
  • 徳川11代将軍候補だった家基の突然の死。その死の真相に迫るミステリー仕立ての時代小説。家基の死はほとんど知らなかったので新鮮だった。 徳川11代将軍候補だった家基の突然の死。その死の真相に迫るミステリー仕立ての時代小説。家基の死はほとんど知らなかったので新鮮だった。
    けやき
    2023年10月19日
    47人がナイス!しています
  • これは面白かった!将軍家治の世嗣・家基の不審死の謎を巡るミステリー仕立ての物語。家基の死を切っ掛けに姿を消した坂木蒼馬と、かつての許嫁だった志津乃を軸に、事件に関わった7人の視点から7つの章で構成されて これは面白かった!将軍家治の世嗣・家基の不審死の謎を巡るミステリー仕立ての物語。家基の死を切っ掛けに姿を消した坂木蒼馬と、かつての許嫁だった志津乃を軸に、事件に関わった7人の視点から7つの章で構成されている。各章で7人それぞれの背景と、事件に関わる経緯や思惑が描かれ、少しずつ家基の不審死の謎が解き明かされていく。蒼馬と対立する高階信吾郎の視点の物語が胸を打つ。信吾郎の最期は涙なしでは読めなかった。物語の広がり、奥行き、展開、構成、どれもが素晴らしかった。これまでに読んだ梶よう子さんの作品で一番かも。 …続きを読む
    のびすけ
    2021年12月12日
    25人がナイス!しています

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