おんびんたれの禍夢

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年07月25日
判型:
文庫判
ページ数:
240
ISBN:
9784041148822
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おんびんたれの禍夢

  • 著者 岩井 志麻子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年07月25日
判型:
文庫判
ページ数:
240
ISBN:
9784041148822

きょうてえ謎は、魔界から襲い来る――血も凍りつく驚愕のホラーミステリ!

時は明治。
岡山から上京した若き小説家・光金晴之介は、
自称「世界探検家」の豪傑・春日野力人から冒険記のゴーストライターを頼まれる。
馬来、上海、緬甸、印度――亜細亜中から舞い込む体験談は憎しみと叫び、不可思議な謎に満ち、
晴之介は美しい同居人・楠子 と共に複雑怪奇な事件と対峙していく。

故郷の忌まわしき「キバコ」の記憶、海を越え日常を浸食する異界の住民。
そして直面する戦慄の真実とは? 驚愕のホラーミステリ。
時は明治。
岡山から上京した若き小説家・光金晴之介は、
自称「世界探検家」の豪傑・春日野力人から冒険記のゴーストライターを頼まれる。
馬来、上海、緬甸、印度――亜細亜中から舞い込む体験談は憎しみと叫び、不可思議な謎に満ち、
晴之介は美しい同居人・楠子 と共に複雑怪奇な事件と対峙していく。

故郷の忌まわしき「キバコ」の記憶、海を越え日常を浸食する異界の住民。
そして直面する戦慄の真実とは? 驚愕のホラーミステリ。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 魔界之入口
第二章 蛮界極楽女
第三章 南洋神隠譚
第四章 楽園獄中記
第五章 暗黒望郷歌

「おんびんたれの禍夢」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 表紙ほどのおどろおどろさはないかも。志麻子さんらしい得体が知れない底の深い闇みたいなものは感じますが。明治の頃の話。岡山から小説家の男・晴之介が上京する。同居することになった楠子という女性がまた不思議 表紙ほどのおどろおどろさはないかも。志麻子さんらしい得体が知れない底の深い闇みたいなものは感じますが。明治の頃の話。岡山から小説家の男・晴之介が上京する。同居することになった楠子という女性がまた不思議な存在。詳細は㊙にしておきましょう。彼の元に冒険家の男からゴーストライターの依頼が入る。アジアを旅する冒険家の話が謎と不思議さに満ちて実体験とは思えない話ばかり。楠子と共に推理さえ始める晴之介。この辺りはちょっと真面目な(?)志麻子さん。後半の展開が予想外になるのが面白い。おんびんたれ=臆病者。 …続きを読む
    タイ子
    2024年08月04日
    79人がナイス!しています
  • 明治末期が舞台。岡山から上京した自称小説家の晴之介。同郷のこれまた自称世界探険家の春日野力人の壮行会で美しい女性・楠子と運命的な出逢いを果す。2人はすぐに事実婚の仲に。しかし晴之介はボンボンで金も稼げ 明治末期が舞台。岡山から上京した自称小説家の晴之介。同郷のこれまた自称世界探険家の春日野力人の壮行会で美しい女性・楠子と運命的な出逢いを果す。2人はすぐに事実婚の仲に。しかし晴之介はボンボンで金も稼げないので楠子のヒモみたいな生活。そんな暮らしの中で力人が冒険先から送ってくる体験談をまとめる所謂ゴーストライターを引き受ける。子供の頃に姉やのみっちゃんが語る『キバゴ』の話。内容は忘れてしまったが きょうてえ事だけは心に強く残っている。力人の冒険話なのかはたまた晴之介の想像なのか?曖昧な境界線。そして→ …続きを読む
    hideko
    2025年03月03日
    56人がナイス!しています
  • 明治の後期、ヒモ生活を送る駆け出しホラー作家はゴーストライターとして冒険家の体験を書き起こすことになる。 外国での奇妙な出来事、不穏な人物との出会い。物語(あるいは夢)と現実の境界が曖昧になっていく。読 明治の後期、ヒモ生活を送る駆け出しホラー作家はゴーストライターとして冒険家の体験を書き起こすことになる。 外国での奇妙な出来事、不穏な人物との出会い。物語(あるいは夢)と現実の境界が曖昧になっていく。読んでる自分も目眩がするような感覚になる。 …続きを読む
    mihya
    2025年04月25日
    35人がナイス!しています

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