神剣 人斬り彦斎

神剣 人斬り彦斎

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

購入する
試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年07月21日
判型:
文庫判
ページ数:
368
ISBN:
9784041137635
label

神剣 人斬り彦斎

  • 著者 葉室 麟
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年07月21日
判型:
文庫判
ページ数:
368
ISBN:
9784041137635

最恐の人斬り、幕末を翔ける。 葉室麟史上最もスリリングな歴史長編!

死すとも志は捨て申さぬ――。肥後藩の下級武士に生まれた河上彦斎は、女人と見まがう美貌の持ち主ながら、神速の抜刀術を誇っていた。幕末最大の思想家・吉田松陰との出会いは、彦斎に国事奔走を誓わせる。藩主とともに上洛を果たした彦斎は、いよいよ尊皇攘夷を決行するため、血なまぐさい天誅行為に手を染めていく。“人斬り彦斎”と怖れられた梟雄は、何のために剣をとったのか。圧倒的斬れ味を誇る葉室麟渾身の歴史長篇。 死すとも志は捨て申さぬ――。肥後藩の下級武士に生まれた河上彦斎は、女人と見まがう美貌の持ち主ながら、神速の抜刀術を誇っていた。幕末最大の思想家・吉田松陰との出会いは、彦斎に国事奔走を誓わせる。藩主とともに上洛を果たした彦斎は、いよいよ尊皇攘夷を決行するため、血なまぐさい天誅行為に手を染めていく。“人斬り彦斎”と怖れられた梟雄は、何のために剣をとったのか。圧倒的斬れ味を誇る葉室麟渾身の歴史長篇。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

解説 南野 森

「神剣 人斬り彦斎」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 尊皇攘夷を成し遂げる為だけに全てを擲って、人斬りを続けた彦斎。彼のあまりにも真っ直ぐすぎる人生はとても凄惨です。ここまで、人斬りをせずとも何か方策があったかもしれないのに、という想いに強く囚われました 尊皇攘夷を成し遂げる為だけに全てを擲って、人斬りを続けた彦斎。彼のあまりにも真っ直ぐすぎる人生はとても凄惨です。ここまで、人斬りをせずとも何か方策があったかもしれないのに、という想いに強く囚われました。 …続きを読む
    たち
    2024年04月27日
    25人がナイス!しています
  • 本書で、河上彦斎という人物を知った。幕末に、人斬りとして恐れられた一人だそうだ。攘夷という志を曲げることなく、人生をまっとうしたという生き方は真似できない。葉室さんの作品は、人生の送り方を学ぶことがで 本書で、河上彦斎という人物を知った。幕末に、人斬りとして恐れられた一人だそうだ。攘夷という志を曲げることなく、人生をまっとうしたという生き方は真似できない。葉室さんの作品は、人生の送り方を学ぶことができる作品が多く、毎回考えさせられる。 …続きを読む
    てつのすけ
    2025年01月26日
    21人がナイス!しています
  • この手の反政府の人物を描いた作品は、熱に浮かされたような激しさがあるのだが、今作はむしろ静かさすら感じる。卜占で斬る人物を定めたり、立ち振る舞いや言動であったり、「強さ」と「思想」両方の意味で神がかり この手の反政府の人物を描いた作品は、熱に浮かされたような激しさがあるのだが、今作はむしろ静かさすら感じる。卜占で斬る人物を定めたり、立ち振る舞いや言動であったり、「強さ」と「思想」両方の意味で神がかりだった彦斎。第三者から見た彦斎は理解できない怖さがあったと思う。「このころ、政府要人にとって河上彦斎は——夢魔のようであった」と語られるように、理解しきれないものがいて、それが神剣という形をもって自分に振り下ろされる。幕末を生き抜いた政府の人間でも、本作の河上彦斎は畏れを抱かせるほどに怖さがあったのだろう。 …続きを読む
    Porco
    2025年11月30日
    18人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品