潮風テーブル

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年09月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041137581
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潮風テーブル

  • 著者 喜多嶋 隆
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年09月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041137581

この海辺の料理店には、あなたが求めているものがきっとある。

守りたい居場所が、ここにある――
海果は、この夏最大のピンチを迎えていた。台風で家が大きな被害を受けた上、近所にパスタのチェーン店ができたのだ。端物の魚介類や、地元産の形が不揃いの野菜を使って原価を抑えても安さで負ける。落ち込む海果だが、相棒・愛の機転で新しい看板メニューが誕生。やがて、2軒の店をめぐる事態は思わぬ展開に……。葉山の海辺にある料理店を舞台に、素朴で実直な海果を取り巻く人間模様を描く。潮風が吹き抜ける感動の物語。

守りたい居場所が、ここにある――
海果は、この夏最大のピンチを迎えていた。台風で家が大きな被害を受けた上、近所にパスタのチェーン店ができたのだ。端物の魚介類や、地元産の形が不揃いの野菜を使って原価を抑えても安さで負ける。落ち込む海果だが、相棒・愛の機転で新しい看板メニューが誕生。やがて、2軒の店をめぐる事態は思わぬ展開に……。葉山の海辺にある料理店を舞台に、素朴で実直な海果を取り巻く人間模様を描く。潮風が吹き抜ける感動の物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

潮風テーブル 目 次

1 その夏、三人は家族だった
2 エーちゃんは、ひどく調子っぱずれ
3 桃の花が咲いていた
4 偵察
5 そのパスタは、アフリカの漁師風
6 いずれ離婚するんじゃない?
7 ムール貝、いいかもしれない
8 玉ネギが目にしみて
9 一生懸命は、宝石より美しい
10 もしかしたら、最後の夏休み
11 チャイルド・レスキュー
12 本当に大切なものは、金で買えない
13 夢を見たいんだ
14 たかが六行の言葉が、心を揺さぶる
15 そのまなざしが語るもの
16 ボロ船でよかったら
17 恋だって、最初が一番いい
18 タコもイカも、それぞれにカッコいいから
19 腕には、ロレックスが光っている
20 耕平、いつからヤンキーになったの?
21 海の上でイエロー・カード
22 ぶさいくなトマト
23 焼酎スパ
24 まるで、心が殴られたような
25 骨せんべい
26 少年は、生まれて初めてボールペンを手にした
27 僕らは、何も知らない
28 さよならへのカウントダウン
29 粉雪が、目にしみる

あとがき

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「潮風テーブル」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • シリーズ第3作。葉山の森戸海岸でシーフード食堂「つぼ屋」を営む若き店主海果。一緒に暮らすしっかり者の中学生愛。貧しいながら借金を返済するため店を切りまわす。台風で家が壊れたり、近所にイタリアンのチェー シリーズ第3作。葉山の森戸海岸でシーフード食堂「つぼ屋」を営む若き店主海果。一緒に暮らすしっかり者の中学生愛。貧しいながら借金を返済するため店を切りまわす。台風で家が壊れたり、近所にイタリアンのチェーン店がオープンしたり色々な出来事が起こる日々。更にムール貝を取る小学四年の貧しい少女小織と知り合う海果たち。そんな彼女を俳優でカメラマンの慎が子供救済基金のCMに使いたいと相談して来た…。今回のテーマは「子供の貧困」今まで作者が扱わなかった弱者に視点を置いているのがとても良い。もっと続いて欲しいシリーズだ。 …続きを読む
    bura
    2023年10月25日
    64人がナイス!しています
  • 文章から葉山の海の美しさと潮風が感じられる潮風シリーズ3作目。今回は、貧困という問題を抱えていてもそれを恥じることなくひたむきに生き、素直に人の善意に感謝する少女・小織の姿が印象的だった。ビンボー食堂 文章から葉山の海の美しさと潮風が感じられる潮風シリーズ3作目。今回は、貧困という問題を抱えていてもそれを恥じることなくひたむきに生き、素直に人の善意に感謝する少女・小織の姿が印象的だった。ビンボー食堂「ツボ屋」を営む海果と愛も、小織との出会いを経て思いを新たに。ふたりの絆がより強くなってて、本当の姉妹以上のあったかい関係にほっこりした。しかし、海果と一郎と慎のビミョーな三角関係がやはり気になってしまう。それぞれ好意はあるんだろうし、時々いい雰囲気にもなってるのになぁ。今後も見守っていこう。 …続きを読む
    さくら★もち
    2023年11月22日
    28人がナイス!しています
  • 気が付いたら続編が出ていました。海果と愛の生活は何も変わらず、お店も通常運転。だからこそ、周囲の変化が際立って見えるのでしょうか。また、子どもの貧困に対しての表現が素敵ですね。「たまたま」、本当にその 気が付いたら続編が出ていました。海果と愛の生活は何も変わらず、お店も通常運転。だからこそ、周囲の変化が際立って見えるのでしょうか。また、子どもの貧困に対しての表現が素敵ですね。「たまたま」、本当にその通りであり、生まれが違ったら別の人生があったかもしれない。ただ、それを、嘆くでもなく当たり前の日々を生きている。人に恥じない自分でいるって大切だなと感じました。 …続きを読む
    よっしー
    2023年11月29日
    24人がナイス!しています

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