- 著者 角野 栄子
- カバーイラスト 片山 若子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2023年11月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 192
- ISBN:
- 9784041137451
トンネルの森 1945
- 著者 角野 栄子
- カバーイラスト 片山 若子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2023年11月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 192
- ISBN:
- 9784041137451
「『魔女の宅急便』の著者が、自身の戦争体験から描いた9歳の少女の物語。
太平洋戦争さなか、幼くして母を亡くしたイコは父の再婚相手になじめぬまま、生まれたばかりの弟と三人で小さな村に疎開することに。家のそばにある暗く大きな森がトンネルのようで怖くてたまらなかった。同級生たちはあの森に脱走兵が逃げ込み自殺したのだ、と噂をしていた。ある夜、森の奥からハーモニカの細い音色が流れてくる。数日後、沼で失くしたイコの下駄が森の出口に置かれていた。「あり・が・とう」イコはちいさく呟いた。戦争は激化し、東京大空襲で半死半生の父が見つかる。不安に押しつぶされそうになったイコは森に入る。「兵隊さーん」そこでイコが目にしたものは……。「「魔女の宅急便」の著者が描く少女の戦争。(解説:小川 洋子)
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
トンネルの森 1945
解説 小川 洋子
解説 小川 洋子
「トンネルの森 1945」感想・レビュー
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子供の目から見た戦争の話。主人公のイコも、置かれた状況で精一杯生きていますが、戦争の犠牲になるのは、直接関わりのない弱い立場の人々。古今東西違わない事実。それを忘れてはならないと思います。2024年01月25日3人がナイス!しています
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イコという少女の目から見た戦争。やわらかく優しい文章で描かれていて、読みやすくてどんどん読めましたが、それでも、何度もぎゅっと苦しくなるところがありました。年齢的なせいか、光子さん目線だったらこの時は …続きを読む2023年11月30日3人がナイス!しています
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継母と弟と3人で疎開暮らしをしているイコ。 物語を読むとイコはおそらく私の母と同年代の様だ。 楽しい筈の子ども時代、東京で大好きな祖母とお父さんとそして継母と暮らしている筈なのに、疎開の為に離れ離れにな …続きを読む2023年12月25日1人がナイス!しています