100日後に別れる僕と彼

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年05月19日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784041134528

100日後に別れる僕と彼

  • 著者 浅原 ナオト
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年05月19日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784041134528

偽りの恋愛を演じる同性愛カップルと、その姿を追う女性デイレクターの記録

性的少数者のためのパートナーシップ宣誓制度について受けたインタビューが、萌えるとSNSで注目を集める春日佑馬と長谷川樹の同性カップル。そんなふたりに、同棲生活を延べ100 日撮影するドキュメンタリー取材の依頼が舞い込み、同性愛者への理解を広めたい佑馬はそれを受諾する。しかし佑馬と樹は実質的に破局していた。佑馬は樹を説得し、ふたりはカメラの前では仲の良い恋人を演じることに。そんなことを知る由もない制作会社のディレクター茅野志穂は、ありのままの彼らを記録しようと意気込むが……。愛を撮る者、愛を偽る者、愛を捨てきれない者。様々な想いが交錯する100日間の幕が上がる。
『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の浅原ナオトが贈る、“多様な性”への“多様でない視線”に対峙する人々の、蹉跌と再生の100日間の記録。
性的少数者のためのパートナーシップ宣誓制度について受けたインタビューが、萌えるとSNSで注目を集める春日佑馬と長谷川樹の同性カップル。そんなふたりに、同棲生活を延べ100 日撮影するドキュメンタリー取材の依頼が舞い込み、同性愛者への理解を広めたい佑馬はそれを受諾する。しかし佑馬と樹は実質的に破局していた。佑馬は樹を説得し、ふたりはカメラの前では仲の良い恋人を演じることに。そんなことを知る由もない制作会社のディレクター茅野志穂は、ありのままの彼らを記録しようと意気込むが……。愛を撮る者、愛を偽る者、愛を捨てきれない者。様々な想いが交錯する100日間の幕が上がる。
『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の浅原ナオトが贈る、“多様な性”への“多様でない視線”に対峙する人々の、蹉跌と再生の100日間の記録。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

顔合わせ/一日目/三日目/九日目/三十日目/四十七日目/六十三日目/七十日目/八十五日目/百日目/暑がりな熱帯魚/ON AIR/野良猫と通り雨

「100日後に別れる僕と彼」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 浅原ナオトさんの本が好きなので読んだ。この本も知らないこと気づかなかったことや学べることがたくさんある。マイクロアグレッション→日常で悪意なく放たれがちな小さな偏見のこと。結末はタイトルに書いてあって 浅原ナオトさんの本が好きなので読んだ。この本も知らないこと気づかなかったことや学べることがたくさんある。マイクロアグレッション→日常で悪意なく放たれがちな小さな偏見のこと。結末はタイトルに書いてあってわかっていたけれど。ラストはハッピーエンドになって欲しいという願いを込めて読んでいたが、、。樹は野良猫のような人。何の前触れもなく目の前から消えてしまう。突然そらから降り注ぎ人をずぶ濡れにして自分勝手に去っていくスコールのような人。次の人へと去っていく人。寂しい終わり方で胸がギュッっとなった。映像化して欲しい …続きを読む
    美紀ちゃん
    2023年06月25日
    66人がナイス!しています
  • 多様性とか難しいことでなく、人間ってこういうものだと気づかされる。誰かのために無理をしたい祐馬と、目の前の相手にしか無理をしたくない樹。上手くいくわけないが惹かれ合う『どうしょうもなく合わなかっただけ 多様性とか難しいことでなく、人間ってこういうものだと気づかされる。誰かのために無理をしたい祐馬と、目の前の相手にしか無理をしたくない樹。上手くいくわけないが惹かれ合う『どうしょうもなく合わなかっただけで、嫌いになったわけじゃないですから。』 『スコールのような人』と樹を表した。何も知らないけれど、祐馬も樹もどちらも浅原ナオトなのかもしれない。いや、人間は皆そうなんだろう。どちらも持ち合わせている。『暑がりな熱帯魚がいるかもしれない』そう思えるわたしでありたい。もう浅原ナオトがいないことがとても悲しい。 …続きを読む
    mayu
    2023年08月01日
    65人がナイス!しています
  • LGBTだけじゃなく、女性の生きにくさも描かれており、「多様な性」を当たり前に生きていくことの難しさを考えさせられた。「許せないなら、許さなくていい」は勇気の持てる言葉だったが・・・それを言った上司の正体(?)に LGBTだけじゃなく、女性の生きにくさも描かれており、「多様な性」を当たり前に生きていくことの難しさを考えさせられた。「許せないなら、許さなくていい」は勇気の持てる言葉だったが・・・それを言った上司の正体(?)にはガッカリした。読み終わってすぐ、著者が亡くなったことを知った。この著者の物語が、もう読めないと思うと悲しい気持ちになる。心よりご冥福をお祈りします。 …続きを読む
    kou
    2023年08月13日
    41人がナイス!しています

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