花嫁化鳥

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年07月16日
判型:
文庫判
ページ数:
240
ISBN:
9784041116487
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花嫁化鳥

  • 著者 寺山 修司
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年07月16日
判型:
文庫判
ページ数:
240
ISBN:
9784041116487

最も“カッコイイ”文学者が描く、型破りな紀行文!

稀代の文学者・寺山修司が旅した日本各地に存在する不可思議な世界。
自らの手で集めた資料をもとに、奇妙な風習の謎を解き明かしていく。
日本人の血の原点を探った、寺山流のユニークな紀行文学。
稀代の文学者・寺山修司が旅した日本各地に存在する不可思議な世界。
自らの手で集めた資料をもとに、奇妙な風習の謎を解き明かしていく。
日本人の血の原点を探った、寺山流のユニークな紀行文学。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「花嫁化鳥」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 寺山修司の民俗学的な本なのだが、そこは寺山修司らしく週刊誌のゴシップ記事的な内容になっている。そこからの寺山修司の考察が面白くサブカルチャーというものを確立しているのかもしれない。世俗的な大衆の深層に 寺山修司の民俗学的な本なのだが、そこは寺山修司らしく週刊誌のゴシップ記事的な内容になっている。そこからの寺山修司の考察が面白くサブカルチャーというものを確立しているのかもしれない。世俗的な大衆の深層における精神というような。これはある部分柳田国男のアカデミーではなくフィルドワークという在野の思考という民俗学を継いでいるのかもしれない。エッセイ的なところから読ませる文学的な作品になっているのも今日的というより、すでに滅んでしまった世界の虚構性なのだ。 …続きを読む
    かふ
    2023年02月23日
    17人がナイス!しています
  • 風葬、裸祭り、鯨の墓など、日本文化における奇妙な風習を自身を金田一耕助になぞえ旅した紀行文。寺山さんの根底に親子(母親)の血縁による絆のようなものがあるのだな、と感じました。 風葬、裸祭り、鯨の墓など、日本文化における奇妙な風習を自身を金田一耕助になぞえ旅した紀行文。寺山さんの根底に親子(母親)の血縁による絆のようなものがあるのだな、と感じました。
    真琴
    2022年11月12日
    11人がナイス!しています
  • ☆4 1973年の「旅」誌に連載された日本各地の言い伝え・お祭り・伝統・風俗などのルポ。身体障害者が見世物になっているものや近親婚に迫っているものなんかは複雑な感情になってしまうけど(巻末に編集部がそこんと ☆4 1973年の「旅」誌に連載された日本各地の言い伝え・お祭り・伝統・風俗などのルポ。身体障害者が見世物になっているものや近親婚に迫っているものなんかは複雑な感情になってしまうけど(巻末に編集部がそこんとこ言及)、「比婆山伝綺」(ヒバゴンの初目撃情報は1970年。そんな最近なんだ!?と驚き)と「きりすと和讃」の2つ、特に「きりすと」はとても面白かった。キリストは青森で死んだ説、ロマンがあるな~。全体の雰囲気が辺見庸『もの食う人びと』のようだった。 …続きを読む
    たぬ
    2025年06月16日
    10人がナイス!しています

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