いくさの底

いくさの底

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年01月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041083994
label

いくさの底

  • 著者 古処 誠二
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年01月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041083994

第71回「毎日出版文化賞」「日本推理作家協会賞」(長編部門)W受賞作!

「そうです。賀川少尉を殺したのはわたしです」第二次世界大戦のビルマ北部。日本軍警備隊が駐屯することになったある山村で、一人の将校が殺害される。村人には死因を伏せたまま、連隊本部から副官が派遣され事態収拾が始まるが、第2の殺人が起きてしまう。通訳を務める日本人商社員、依井の視点から描かれる正体不明の殺人者と協力者とは? 第71回「毎日出版文化賞」「日本推理作家協会賞」(長編部門)W受賞作! 「戦場」という閉鎖空間の山村を舞台に、重厚繊細に描かれた戦争ミステリの名作!
「そうです。賀川少尉を殺したのはわたしです」第二次世界大戦のビルマ北部。日本軍警備隊が駐屯することになったある山村で、一人の将校が殺害される。村人には死因を伏せたまま、連隊本部から副官が派遣され事態収拾が始まるが、第2の殺人が起きてしまう。通訳を務める日本人商社員、依井の視点から描かれる正体不明の殺人者と協力者とは? 第71回「毎日出版文化賞」「日本推理作家協会賞」(長編部門)W受賞作! 「戦場」という閉鎖空間の山村を舞台に、重厚繊細に描かれた戦争ミステリの名作!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「いくさの底」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 太平洋戦争下のビルマを舞台としたミステリである。村で賀川少尉が殺害されたが、裏には重慶軍と日本軍との勢力争いが背景に見られる。戦争を舞台にしてはいるが、イデオロギーはなく、軍属の商社員依井を通して物語 太平洋戦争下のビルマを舞台としたミステリである。村で賀川少尉が殺害されたが、裏には重慶軍と日本軍との勢力争いが背景に見られる。戦争を舞台にしてはいるが、イデオロギーはなく、軍属の商社員依井を通して物語は進む。古処氏のこうしたリアリティはより没入感を生む。ビルマの竪琴と近い要素もあるかもしれない。軍内部の改竄体質が事件に影響を及ぼしているのが興味深い。連隊副官の上條は『アンノウン』の朝香ニ尉のような探偵役ではない。賀川同様にあくまでも「軍人」に過ぎないのだ。W受賞も納得の出来栄えである。 …続きを読む
    nnpusnsn1945
    2021年02月01日
    51人がナイス!しています
  • 戦争小説のミステリ。200弱の頁数で、狭い世界観であったがおもしろかった。解説によると、第18回ミステリ大賞の『屍人荘の殺人』とは僅か2票差だったらしい。 戦争小説のミステリ。200弱の頁数で、狭い世界観であったがおもしろかった。解説によると、第18回ミステリ大賞の『屍人荘の殺人』とは僅か2票差だったらしい。
    三代目けんこと
    2020年03月10日
    45人がナイス!しています
  • 古処さん初読です。短いけど濃い戦争ミステリでした。 古処さん初読です。短いけど濃い戦争ミステリでした。
    達ちゃん
    2020年12月08日
    30人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品